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「しごと」につながる旅のつくり方:余白の時間をつくること

わたしが旅するうえで、大切にしているのは『余白の時間をつくる』こと。
行く前にもほとんどスケジュールを立てず、なんとなくここに行こうと決めておきながらも現地で聞いた情報をもとにフレキシブルに動ける状態にしておく。それによって、想像していなかった出会いがあったり、ガイドブックには載っていないようなローカルスポットを訪れられたり。一歩踏み込んだ、よりディープな旅ができると思っています。

実際、先日ポルトガルを訪れたときには、わたしのSNSを偶然見かけた友だちが
「今日、リスボンにいるから会おうよ」
と連絡をくれました。
いつのまにかポルトガルに移住していた彼女と連絡を取るのも5年ぶり。そこから彼女のお家に泊まりに行くことになり、一緒にサーフィンまですることに。どんな展開が起こるかわからないのも旅のおもしろさ。

この考え方は、わたしたちが開催している移住体験プログラム『日常非日常』にも落とし込んでいます。1週間というスケジュールのなかで、わたしたちが組んでいるのは1日数時間のワークショップのみ。
(中国語教室や、街歩き散策、料理教室などなど)
その他の時間は、基本的に参加者の自由としています。デジタルノマドとして仕事を持ちながら参加する方がほとんどなので、日常と同じように自分の仕事をしたり、台北以外の街まで行ってみたり。「こんな人と会いたい!」「こんなことをしてみたい」という要望には、わたしたちができるだけ寄り添い、地元の方々を紹介させていただくこともあります。
(思ってもいなかった、出会いも多々起きます。笑)

適度に狭く、おせっかいな人たちがあつまる台北。出会いを求めれば、どんどん新しい人脈が広がっていきます。それこそが台北のおもしろいところ(だと私は勝手に思っています。笑)。そんなディープの台湾も感じてほしいと思っています。

『余白』をいかに、有意義に使うかは自分次第。
そこから、新たな展開につながることもたくさんあると思っています。何もない時間を、いかに自分らしいカラーに染めていくか。余白のある旅が、自分のしごとをつくりだすことにもつながるはずです。

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