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私が好きな古着屋はどんな店かvol.1

古着を着るようになって5年くらい経つのだろうか。まだまだ知っている人からしたら詳しくない方なのだろうけど、程々に詳しくなったのは事実だと思う。最近ワクワクできる古着屋がたくさんはなくなった。これは二つの理由からだ。一つは店側の問題。アイテムが初心者向けというかどこの店も似たようなものばっかり置いている。バンtとかラルフとかとにかくそんなアイテムたち。そんなにお客さんそればっかり求めてないだろうとか思っちゃう位同じのばっかりだ。二つ目は私の感受性の問題。見るものがビンテージになればなるほど刺さるアイテムも減ってくるビンテージならオールOKってよりもユーロの方がいいとなればさらに減ってくる。そうなってくるとお店はどんどん限られてくる。そんな感じでなかなかハマる店がどんどん減ってきているというわけだ。では今まで私が古着屋を見てきて良かったと感じる店はどんなところかということを振り返ってみることにした。ということで今日はいくつか紹介してみようと思います。一つ目は5年くらい前古町にあったデザートスノー。ここは5年くらい前というのが大事。デザートスノーは閉店の一年前くらいから中2階のエリアが潰れてしまった。物量はさすがだがやっぱり面積が狭まると楽しさは半減してしまう。デザートスノーで好きだと感じたのはアイテムが全体的に古い。だけど、臭すぎず、どこか懐かしいようなファッションに自分が織り交ぜたくなるような良い雰囲気のアイテムが不思議とたくさんあったところだと思う。デザートスノーは郡山も行ったことあるけど、全く違った。アイテムはただのレギュラーばっかり。見ていて面白くない。当時の古町のデザートスノーはアイテムごとにある程度ラックが分けられていた。ネルシャツ、tシャツ、ナイロン、テーラード、ミリタリー、シューズといった具合に。それぞれのラックを見ているとなかなか見かけないようなメーカーのアイテムや少し不思議なカラーリング、用途は不明だがスエードのレースアップのスモックなんかもあった。サイズが小さくて着れないこともよくあったけど、掘っていて見たことない予想もしないようなアイテムが多かった。そんなアイテムをどう組み合わせようか考えるのもとても楽しかった。いい意味でコンセプトにとらわれない、面白いアイテムが本当にたくさんあった。どこかコンセプトに縛られている店はつまらない。「近代物でモダンな日常着」「アメリカンカジュアル」テーマなんてたくさんあるけどそれを定義してしまった瞬間そこに来ても新しい発見なんてなかなかできないんだと思ってしまう。いつでもなにか新しい自分がまだ見てないようなワクワクする体験を古着屋さんには期待している。そんな何かあるかもしれないという可能性を古町のデザートスノーは満たしていたような気がする。まだ一つしか紹介できていないけどまた今度vol.2を作ってみようと思います。

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