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「カラオケBOXに7時」の店の謎?新一の声で事件解決の代償とは? /エンタメ・リカレント「1周回って知らない名探偵コナン」第5巻②

名作エンタメをリカレント(学び直し)して新たな気付きを楽しむ「エンタメ・リカレント」今回は名探偵コナン第5巻 File6「カラオケ殺人」~File9「すれちがい…」から。

前回シリーズに続いて登場の鈴木園子(蘭のクラスメートでミーハーな財閥の娘)のコネで紹介してもらった有名ミュージシャンとバンドメンバーとカラオケBOXに行った店内で事件に巻き込まれる話File6「カラオケ殺人」~File9「すれちがい…」をリカレントします。

恐らく最初読んだときは気にも留めなったと思うのですが、園子が「今度の日曜、駅前のカラオケBOXに7時ね」と去った後の日曜のカットを見るとなんとそこには「カラオケBOX」という表示の看板が。カラオケBOX「●●」でもなくカラオケ「●●」でもなく
「カラオケBOX」という名前に営業時間という看板。
いってみれば「居酒屋」という居酒屋で営業時間が書いてあるというぐらいなかなか強気なネーミングです。

そんなミステリーな店内で起きた事件の解決方法も新しい手法です。毎回、園子を眠らせるわけにもいかず、かといって子どものコナンの推理ではまだ目黒警部も相手にしてくれない状況。ということであみだした新しい解決方法。それは声だけ新一復活!という手法です。
もっと前からこれやって蘭の心配を減らしてやれよというのは無しですよ、皆さん。やっと思いついたのかもしれませんから。
とにかく事件そっちのけで盛り上がる蘭。そりゃ無理もありません。
結局事件解決後に新一に会えると思い新一の前で雪の中3時間も待ってる蘭。
けなげったらありません。
しかもさらに驚きはそこまでにカラオケで「赤鼻のトナカイ」が入っていたものの、町も店内もクリスマスの様相は全くなしの中、暗がりで手をつないだコナン(新一)が置いていったのが蘭へのクリスマスプレゼント。突然のプレゼント展開に事件の「赤鼻のトナカイ」こっちに伏線か!と勝手に考察しちゃいました。何の事件の解決にも至らない考察ですが。

余談ですがFile8にてさらりとカラオケ店「カラオケBOX」は米花町にあることが書いてあり、「米花」固有名詞シリーズは「美術館」「公園」に続いて「町」が加えられました。

ではまた。

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