もはやかくし芸並みの早ワザ?刀傷のダイイング・メッセージ/エンタメ・リカレント「1周回って知らない名探偵コナン」第6巻②


今回は第6巻File2「三人の訪問客?」~File3「3人のアリバイ」File4「留守番電話の謎」File5「タンスの言葉」までのシリーズをリカレントしたいと思います。

このシリーズ、妻の浮気調査を依頼された探偵毛利小五郎が報告しに行った主人が屋敷内で殺害された殺人事件のシリーズですが、今回も小五郎色々とやらかしています。浮気調査報告なのに子連れで報告しにいったり、依頼主の守秘義務を破りペラペラ話したり。まあおかげでコナンがいたから「眠りの小五郎」で事件は解決しましたが。

さて今回のリカレントによる気づきは、小五郎ではなく被害者の死の間際の行動です。

小五郎に自分の妻の浮気調査を頼んでいた丸グループ会長の資産家、丸伝次郎が自身の屋敷の離れで、刀を胸に刺された凄惨な姿で発見されたのですが、とにかく部屋じゅうに刀傷をつけられている状態。

事件自体は、刀傷はタンスに刻まれた刀傷のダイイング・メッセージ「すわ」を隠すためのカモフラージュだったことを見事コナンが突きとめ「眠りの小五郎」にて解き明かすのですが、それ以上にリカレントして気づいたのはダイイング・メッセージを刻んだ時間についてです。

名刀「菊千代」を借金のカタに預けていた犯人「諏訪」が、借金返済に訪れた際、売ってしまったとにべもない被害者にカッとなり、一太刀浴びせ命を絶ったと油断した隙にメッセージを刻まれたと犯行がばれた後に自供しています。

が、その油断していた時間というのが、別の訪問者の留守電メッセージを聞いて気を取られた時なのですが、別の容疑者の証言によるとメッセージ内容は「少し遅れるけど必ず金は持っていく!だからもし預けた竜の彫刻を売りやがったらぶっ殺す」というもの。
内容はさておき多少タメを作っても10秒から15秒が精一杯、「す」どころか、横棒一本の刀傷さえ付けられるか疑問です。

仮に油断したとしてもその場であの文字を刻んでいたら、ガリガリと聞こえるはずで、よほどの油断っぷりということになります。

その早ワザはもはや往年の正月のテレビ番組の「新春かくし芸大会」かYouTube動画で「10秒で刀傷メッセージ書いてみた」でバズりそうなクラス。殺されたのが惜しい腕前です。
いつもならそんな時間ないとか色々と突っ込むコナンや目黒警部ですが今回は死人に口なしということで不問にされたようです。

最後に「名探偵コナン」定点観測シリーズともいえる「米花」固有名詞シリーズ、今回は「病院」をFile8「3人のアリバイ」にて発見。
容疑者の一人、医師の波多野幾也の勤務先が「米花病院」でした。
いつか「米花」の妄想MAPを作成してみたいものです。

ではまた。

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