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UP DATE-知識の更新-

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医学は常に進歩する。今日得た知識が明日には死ぬかもしれない。このマガジンは理学療法についての知識を更新していくためのもの。
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#運動学

内閉鎖筋-股関節安定性に寄与する縁の下の力持ち-

はじめに 今回は内閉鎖筋について学んでいこうと思います。 「内閉鎖筋」と文献を検索しても、文献の数が少ない印象です。 その数少ない文献や参考書(キネシオロジー等)から色々な情報を集めてみると、 内閉鎖筋の重要性に気付かされました。 明日からの臨床では、 深層外旋六筋を一括りに考えてしまうことも無くなるでしょう。 それぞれの筋に別々に治療していくことが外旋筋へのアプローチ効率化に繋がると考え、今回内閉鎖筋についてまとめていこうと思います。 起始停止/作用 起始:閉

大殿筋-上部線維と下部線維の重要性-

大殿筋は人体最大の体積を有する筋です。 歩行動作等に欠かせない筋となります。 あなたは大殿筋についてどれくらい説明が出来ますか? 今回大殿筋について最低限知っておいた方が良い知識を自分なりにまとめました。 私は大殿筋について説明しようと思ったときに自信が持てない部分がありましたので、勉強し直したことをここにまとめました! 起始停止 まずは起始停止からみていきましょう。 起始:腸骨稜、上後腸骨棘、胸腰筋膜、仙骨(後面外側部)、尾骨 停止:腸脛靭帯、殿筋粗面 そして