見出し画像

送り出し機関の接待旅行

妻が働いている送り出し機関へ組合の人たちが面接に来るというので、妻は昨日から忙しくしている。朝早くに出ていき、帰ってくるのは0時を回る。今日も遅いだろう。そして週末は接待旅行である。

スケジュールを見せてもらったが、4日間の日程のうちで「仕事」らしき予定はセンターでの3時間ほど、そのほかは「観光」と書いてある。ちなみに初日と2日目はハノイ市内の観光、残りの2日はハロン湾への旅行である。

これも仕事なのだろうか、いや「仕事」なのだろう。「大切」な。

組合の人たちの仕事は面接。しかし、コロナ禍においてはSkypeで行っていた。現地へ来なくてもいいはずだ。関係のない人間からすればわざわざ無駄な接待費を使う必要もない。

しかしそうやってこそ作られる関係というものもある。大切なお客様との関係を続けていくためにも必要な「仕事」なのだ。妻が働いていた前の会社も同じであった。これは送り出し機関の基本的な仕事だ。

もしかしたらそんなことをしなかったら、実習生の負担も減るのではないかとは思うが、そんなことを考える人間はいないのが現実。そんな人間がいたとして、仮に接待をやめてしまったら、関係を切られてしまうのかもしれないという不安があって、やめられないのだろう。

よい週末を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?