シンエヴァンゲリオン劇場版について
世界の結末だとかあらすじとかなんかは口開けて半分寝てたってわかります。知らない用語は適当に脳内補完すればわかります。しかし適当に観ていくとよくわからないキャラクター同士のカップリングになります。
そしてそれをまた脳内で勝手に理由をつけて補完します。そうすると今度はキャラクターが崩壊します。よって主観をなるべく排除して主人公とヒロインと考えられるシンジとアスカが一緒にいる場面のみに絞り考えます。なのでこのような方法を取ります
1 シンエヴァをセリフとセリフ以外(以下描写)に分けます
2 セリフと描写が合っていたらそれは正しいセリフと描写とします
3 セリフと描写が違っていたらどちらかが正しいとします
4 どちらかが正しい場合、それはあくまでも登場人物が正しいと思ったことである
5 どちらかが描かれていないのであれば判別不能とし、その場面の他の正しい描写に習うとする
さて、これを念頭に観ていくわけですが、びっくりすることに明らかにおかしい場面というのはマジで出てきません。そして最後にようやく明確に間違った描写が出てきます。
それはシンジのアスカへの一方通行告白シーンです。アスカを第三村に送り出すときになぜかマリが出てきて「姫、お達者で。」と言います。しかしマリは砂浜に入るのに8号機でヒーヒー言ってます。
よってここが違います。イマジナリー世界?マイナス宇宙?とりあえずシンジの好きなようにできる世界なので、これはシンジが言っています
さてこれから我々はどうすればいいのか。それは題名に書いてあります
シン・エヴァンゲリオン劇場版『戻れ』
だから場面を戻ります
その前のアスカとシンジの場面は子供アスカが「頭をなでてほしかっただけなの。」といい、パペット人形の中からケンスケが「 アスカはアスカのままでいいんだよ」と頭をなでるシーンです。
しかしこれはアスカ補完後のアヤナミの補完場面で「アスカが戻ったら、新しい場所に気づくと思う。」のセリフとともに舞台裏の物置にケンスケが小道具とともに立っているところがうつります。つまりこれは最後の場面から逆にたどってケンスケも人形だったわけです。
もちろんここもシンジ君が自由に世界を作れる世界なのでこれはシンジです。ほかの方向からの根拠としてケンスケはアスカを式波としか呼んでいません。アスカと呼んでいるのは男ではシンジのみです。まだあります。アヤナミの名前をつける場面でシンジは「アヤナミはアヤナミだ」と言っています。それの対比です。なのでここはシンジです。まだ根拠はあります。これはあとで説明します
この2つの場面でシンジ君の公式がわかりましたね。例をとるならば末項とその一つ前の後がわかることで帰納的にn=kのときも成り立つということです。もしくは数列の規則と続けた二項から式が立てられるということです
ここでシンジの公式ができました。
セリフが本当のことで描写が嘘ということです
しかし、注意点があるので例を見てみましょう
「アスカが戻ったら、新しい場所に気づくと お も う」
この思うはあくまでシンジが見てきたものが正しいと自分で思っているということです。規則4に該当します
また場面を戻します。アスカがシンジを連れ出し、なんで殴ったかわかるか?と尋ねるシーンです。ここのアスカのセリフは明確な間違いがあるのがくそデカアクセントで言っているのでわかります。
「でも私が先に大人になっちゃった」
です。大人ですか?前から観ていくと見た目14歳、シンジをぶん殴り、怒鳴り散らし、当たり散らしています。そして我々が来た後ろから観るとアスカは子供でビャービャー泣いて頭撫でてーと言ってます。よってセリフを変換します
「そして私はあなたと同じ子供です」
もしくは
「私だけがまだ子供です」
しかし我々は後ろから返ってこの場面を観ているので答えがわかります。子供アスカを補完したのは悟りシンジさんですので答えは後者です
「私だけがまだ子供です」
他のセリフも変換します。この場面は一つのセリフ以外全て描写とセリフがセットで描かれていないので、他のセリフは真偽が付きません。よって一つの言葉を例にとって変換してみます
「いつか食べたあんたの弁当、美味しかった。あの頃はシンジのこと好きだったんだと思う」
「あの日、あの時、あの場所で食べた弁当、美味しかった。あの頃よりシンジのことがもっと好きです」
この例の場合、美味しかったは破の水族館でセリフと描写が一致しています。あの日あの時あの場所なのはEEEで正しいとわかります
最後ですが当初「今、そして未来永劫あなたのことがずっと好きです」と考えていました。『いつか』と対比で『あの頃』を使っているので『何時でも』と考えていましたが、one last kissの歌詞を見る限り前のセリフのほうが正解ですかね。
そしてアスカの公式ができました。公式というよりはアスカ変換というべきかもしれません。アスカはセリフが嘘、描写が本当であり、これ以降も同じである。アスカの場面は2つもいりません。シンジと逆になっていることが予想できるからです。
他の場面の他のセリフも、描写と真偽がつかなければぜひ変換してみてください。
さて、アスカ、シンジ両方の公式が出来たので機械的に次の話を変換していきたいと思います。この物語の中心はシンジです。破とQで14年間あいています。なので視聴者とシンジは全く同じ目線です。
これは補足ですがシンジの性格は旧劇場版から変わっておらず恋愛事にウルトラ鈍いです。ということはシンジでも察することができるようにぎりぎり描写しないよう描いています。
しかし、シンジ公式ではアスカと一緒の場合描写に嘘があります。シンジはこの世界にいるのでイマジナリー世界のように描写そのもので嘘がつけません。描写で暗に意味していることが間違いです。すなわちアスカとケンスケが恋人かのような描写です。
偽であることがわかりましたがそれは我々視聴者の立場からです。シンジは相手のセリフのみをそのまま理解しようとしますが流石のシンジでもこれは誤解します。
なのでシンジがアスカの補完でケンスケのふりをしたり「ケンスケによろしく」と言ってしまいます。そしてそれはアスカをめちゃくちゃ怒らせますがそれはまた後で説明します。
補足としてアスカはシンジと話す時のみゲームを持っていません。その他の人とはゲームをしていたり電源がついています。アスカは明確にシンジとその他を区別しています。そして何度も言うようですがアスカは描写が真ですのでありえません
7/21追記 シンジとの会話でもゲームをしてるシーンありましたね。アスカがふてくされてるシーンだから考察に影響は無いかもですね
そして前の場面に戻りますが、面倒なのでEEEと初号機回収まで戻ります
EEEでもアスカのセリフと描写が違いますね。ぜひアスカ変換してください。だから回収シーンで「何とかしなさいよ、バカシンジ」と言ったんですね。そしてヴンダー発進のシーンで、アスカの声色は明るいです。声色は描写です。
ガラス越しの場面です
アスカ①(入り口に立ってる)「あれから14年立ってるってことよバカシンジ」
シンジ①(立ってガラスに手を付けて)「アスカ良かった、やっぱり無事だったんだね、アスカ」
②(アスカガラス越しパンチして机の上に立つ)「駄目ね抑えきれない。ずっと我慢してたし」
②(引きながら座って)「なんなんだよ」
③(感情抑えて)「怒りと悲しみの累積」
③「何のことだよ、あれ、アスカ、左目」
④(憎しみのこもった表情で)「あんたには関係ない」
④「アスカさっき14年って、でも眼帯以外変わってない」
⑤「そう、エヴァの呪縛」
⑤「呪縛?」
⑥(立ってガラスに手をついて)「ちょっと待ってよ、アスカなら知ってんだろ、アヤナミは何処なんだよ」
⑥(去りながら振り返る)「知らない」
⑦「知らないって助けたんだよあの時」
⑦(三分くらい振り返りながら)「人一人に大げさね、もうそんなことに反応してる暇なんてないのよ、この世界には」
この場面も明らかな間違いがあります。「あんたには関係ない」です。破でダミープラグとはいえアスカをこんな体にしたのはシンジです。①②はセリフと描写が合っています。他のセリフは真偽不能ですが④のセリフが間違いなので、逆にします
③喜びと楽しみ
④あんたに関係してる
⑤そう、エヴァの祝福
⑥知ってる
⑦人一人にかまえ、まだ助けたことに反応してる暇がある、私には
機械的に変換しただけです
そしてマリとの会話で
「何も変わらず寝癖でバカな顔してた」
「その顔を見に行ったんじゃないのー」
「違う、殴りに行っただけ、これでスッキリした」
これはシンジは寝癖が付いてて呆けていたので始めは描写と合ってる。次は殴りには行ったがあの時一緒に戦ったプラグスーツを見せびらかしているので描写と違います。よってスッキリしてません。
アスカが喜び→失望となります。それから戦闘シーンで怒りになりますね。実はこれは2回目の怒りです
戻れと言われてるので破まで戻ります。3号機のシーンです
この時点でアスカはダミープラグに倒されたことを知りません。しかし、アスカの告白の会話ではシンジが何もしなかったことを知っています。なので復活後に詳細な報告やレコーダーを確認しています。
ここに1回目の喜び→失望→怒りがあるのは2回目と告白シーンから返って来ればわかります
アスカはシンジを2回殴ってます。ガラス越しとレーション食べさせる場面です
そしてアスカはまたシンジに怒ります。シンジの告白場面です
「僕も好きだった」アスカ照れる→喜び
シンジはセリフをそのまま理解するのでアスカが「好きだった」をそのまま過去形で捉えてます。それプラスこれから死ぬのでアスカが未練を失くすようにセリフを言っています。
「さよならアスカ、ケンスケによろしく」失望
シンジが死ぬ覚悟なのもわかる
そして強制的にケンスケの家送りにされますがアスカが納得してないのはカヲルとアヤナミの場面であったシャッターを閉じるシーンがアスカだけなかったことからわかります。
ここでも繰り返しますがアスカの描写は全て正しいことです。よってその後のシーンはエントリープラグを怒って開けると予想できます
ケンスケがアスカとくっつくことはないのか?
ありえません。何故なら題名に書いてあるからです
シン・エヴァンゲリオン劇場版『繰り返せ』thrice upon a time
アスカがシンジをぶん殴って終わりです
まとめ ちょっと主観はいります
シンジはセリフが正で描写が誤
アスカはセリフが誤で描写が正
シンジが欲しいのはセリフ
アスカが欲しいのは描写です
お互いの欠けた所を埋め合うという関係はとても強固なものです。例えるなら釘を使わないで木同士をくっつける伝統技術です
でもそんな二人が別れるから悲しいね、次に進もうねというのがこの話でしょう?
違います
まずアスカがシンジに質問に答えたので、少ししか正解してないのにシンジの欲しいもの(好きだというセリフ)を与えます。だからシンジはアスカに欲しいもの(頭を撫でるという描写)を与え返しています。そしてシンジはアスカに自分が欲しいもの(セリフ)まで与えています。
じゃあ次は?『繰り返せ』です。言わなくてもわかるでしょう、ヤボでしょとなります
しかもシンジくん、一つ与えてもらったら二つにして返す大盤振る舞いです。だから次のアスカも多分2倍にして返すでしょ。3倍殴るけど
雑記 主観が入ります
今回使った手法は思春期の人間にはなかなか難しいです。何故なら中学、高校生は書いてあること、描いてあることは全て正しいという前提で勉強するからです。そして文章が変だなと思ったら脳内で勝手に話を作ってしまうくせがあるからです。
大人になって書いてあることとやってることが違うのはよくあります(良くないですが)
ですが、やっていることは文章と映像の構造を把握して解読してるだけですので要素が1つ増え、文章映像ともに正しいとは限らないということが追加されただけです。そしてこれは文章を正しく把握するという現代文の文章をまとめる手法を使っています。僕がそれをしたのは昔取った杵柄ってやつです
Qのアスカがガラス越しにシンジと話すシーンについて
実はアスカ変換はQを劇場版で見たときに試していて
アスカのセリフ③喜びと楽しみ⑤エヴァの祝福⑥知ってる
は以前から私が疑問に思っていたことです。
その前の場面の声色も明るいので
③はまあそうかな程度
⑥は一応描写とセリフが合ってたんですけど明らかに初号機の中にいるので不一致としました
⑤がなんじゃそりゃと思っていましたがEEEで「呪われた体で青春なんて」(セリフ描写一致)と食欲睡眠欲(性欲)無し→シンジがあの日あの時の私だけのモナ・リザでしかもリリンもどきな状態で救出されてるので私と一緒の体になった→呪いが祝福に変換した。
しかし相手は朴念仁のシンジ君です。どや顔であの時のプラグスーツを見せびらかしています。だからシンジ④のセリフの後アスカ④→⑤でほんの少し機嫌がよくなります。
私はあの時と何も変わていないアスカよと言っていますがシンジは「?w、それよりアヤナミは?」となっているからそれはアスカさん怒ります
シンジについて
最初にシンエヴァを観たときは『世界の碇となる』シンジと考えてきました。しかしここまで見事にアスカの地雷を踏みまくっているので『アスカの怒りとなる』シンジに思えてきます
その後のエヴァ
赤い砂浜でアスカがシンジをぶん殴ってシンジが抱きしめて幸せに二人は暮らしましたで終わりかなと思いますが、なんつーかちょっと悲しいことがあると予想してます。これだけは私の備忘録ですのであんまり気にしないでください
最後に
さて、長々お付き合いいただきありがとうございます。今回調べて初めて分かったのですがアスカとシンジのカップリングをLASというんですね。いろいろな派閥があるというのも知りました。
これはアスカエンドですが適当に観てるとマジでLAS派閥はエヴァから卒業しますね。映画館で絶望する姿が目に浮かびます。そしてそうなった理由はやはり朴念仁のシンジ君のせいです
noteやTwitter上ではLASのタグ付けておきます
私は終劇間際になってからこんなことを云います
劇場に『戻って』私の論理が正しいか確かめろ です。
ただ、悲しいかな。非常事態宣言が出てますので変えます
BDを買って確認してね
本当は前書きなんですけどすごいウダウダ書いてるので削ったものを復活させました。何で今になってこれを描いたのかが書いてあります
私は基本感想言わないオタクです。最近のTwitterのハサウェイの応募企画でもなんだこいつみたいな投稿しかしてません。自分だけ知って萌え萌えしてればそれでいいのです。考察サイトとか動画とかスレッドとかも覗かないタイプです。しかしこれを書くのは制作陣が頭を抱えて視聴者のためにこういうに読んでくださいと後から本を出していますがTwitterでエヴァ感想で検索すると伝わっているような伝わっていないような感じだし、これでふてくされてBDや終劇のときに「みんながこう言ってるのでこんなイラスト描きましたー」とかなったら最悪です。
エヴァを3月に一回見た後、歌とか副題とかを検索して思い返して紙に書いたりしてこういう話ねと納得した後でその後はハサウェイが来るまでウェイウェイして、Twitterも馬券買う時とウェイのストーキングくらいしか見ていませんでした。しかしウェイが再々再延期ぐらいでようやく上映開始だなとなったときに、エヴァの薄い本が劇場でもらえるという企画を見てもらいに行きましたが、最後の特典が2種類あるのでおかわりしてほいほいもらいに行きました。
基本セリフは僕が覚えてる感じで書き出していますが根幹部分はセリフを検索してから載せています。また、これから書いていくわけですが、私は考察サイトを見ないのですが私の書いたものが考察サイトとか動画とかスレッドとかと被る可能性があります。もし被った場合は先に謝っておきます。ごめんなさい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?