見出し画像

誰も置き去りにしない世界~私たちができること~

2020年1月に活動を開始したチャイルドケア共育協会では、「チャイルド(いのち)のためにチャイルド(ひとりひとり)ができること」の考えから、ご縁のある皆さまとSDGsを共に学び、共に取り組む機会を提案する「チャイルドケア×SDGs」をスタートしました。本プロジェクトの発案者であるチャイルドケア共育協会/松本美佳先生と、SDGsセミナーの講師・監修を務める坂入ちかさんにSDGsプロジェクトについてお話を伺いました。

<チャイルドケア共育協会/松本美佳先生>
Mika Matsumoto
チャイルドケア研究所代表
家庭教育学会常任理事
家庭教育支援協会理事

画像2


ビジネス界だけではなく、教育現場や日常でもよく耳にするようになったSDGs。今や小学生の子どもたちから取り組まれている活動ですが、大人の私たちでも分からない、そして今更聞けなくなっているという事はありませんか? おさらいとして簡単にお伝えすると、現在の社会・環境・人々の意識がこのまま変わらずにいると、地球環境は悪化し、将来的には子どもたちが生きることが困難になる危機が訪れると推測されています。

そこで2015年、国連に加盟する全ての国々が同意し、2030年までに「持続可能な開発目標」へ取り組むこととなりました。そのテーマは幅広く17個の目標があります。気候変動・環境汚染・貧困・教育・経済格差などの多岐にわたり、どれも簡単に解決できるものではありません。

また、SDGsの活動は先進国・途上国関係なく、誰一人取りこぼさないということを強く訴えています。同時に特別な人たちだけの活動ではなく、ひとりひとりができることがある、そしてSDGsは特別なことではなく日々日常から他者を思い、地球を考えていくことから始まっています。

チャイルドケアは子育て・ファミリーを中心にしたものから、地球を母とする全てのいのちを「チャイルド」と考え、すべてのいのちのケアを幅広く考えて行動していくことを目標にしました。まさにSDGsの活動に並行できるケアであると思います。社会に向けて「家庭」を軸にどのように関わることができるか、現在フードロス対策からSDGsの活動を行っている「tabekifu」の代表/坂入ちかさんと共に「チャイルドケア×SDGs」を提案していきます。2030年に結果を出せる取り組みを、チャイルドケアの「知覚動考(ともかくうごこう)」の精神で活動していきたいと思います。


<株式会社 tabekifu CEO/坂入ちか先生>
Chika Sakairi
グロウス・カンパニー+SDGs基礎講座修了
資質学講師
資質学カウンセラー

画像2


私は1年程前から、フードロスをなくしていくサービス<tabekifu>という事業を通してSDGsを学び、広げるきっかけをいただきました。ビジネス界では国をあげて、世界をあげて、SDGs事業に投資を考えていく時代となり、ヨーロッパ諸国では日本のこれからのESG事業やSDGs事業に注目をしています。世界での日本の立ち位置を理解できるようになり、このような社会課題解決型の事業はますます増え、その必要性もより大きくなると実感しています。

SDGsは経済・社会・環境の3つの側面を統合的に捉えたもので、おのずと環境問題のこと、その原因としてエネルギーや産業のこと、社会問題など、大きなテーマではありますが、実は家庭や親子で始めていけること、生活に生かせること、楽しく学べることが多くあります。

地球にやさしいと記載のある商品、エコマーク、その実態を調べたり、発酵食品、味噌などを手作りしながら自然界の菌のバランスについて考えたり、住宅展示場に行くように、自然素材やリサイクル素材でできているエコハウスを見に行ったりなどなど……。住宅も、ごみの捨て方も、食べ物、消費している様々な商品、これらは全て日常の生活にある事柄ばかりです。

自分ごととして、どんなベストを尽くせるか? 皆さまとのひとつひとつの学び、取り組み、選択が、地球の美しい未来につながる、そう願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?