見出し画像

腸にやさしいおこめ!? イセヒカリ


おこめの家系図

おこめの家系図をみると
数々の突然変異、品種改良、掛け合わせなどの歴史を歩み
いまのおこめにたどり着く。
コシヒカリの誕生をみてみると
1944年に「農林22号」と「農林1号」を掛け合わせによって生まれた
比較的新しい品種になるようだ。


おこめの品種は大きく分けて2つの品種に分けられる。
「もち米系」「うるち米系」

もち米系の特徴は、、、
・甘くて、ふっくら、もちもち食感
・高アミロペクチン 低アミロース(でんぷん含有量)
・コシヒカリ あきたこまち ミルキークイーン つや姫など
うるち米系の特徴は、、、
・さっぱり、粘り気が少ない、つぶつぶ食感
・低アミロペクチン 高アミロース
・ササニシキ 農林22号 旭 亀の尾など

食味やおいしさを求め品種改良したおこめがもち米系で
ほとんどがコシヒカリから派生した品種である。
昔ながらのうるち米系のおこめはほとんど流通しなくなっている。

実はお米アレルギーや腸の負担が大きいおこめのほとんどは
「もち米系」のお米と言われている。
もち米にはアミロペクチン100%含有であるが、
コシヒカリなどのもち米系もアミロペクチンが約80%含まれており
このアミロペクチンが原因でアレルギーや体の負荷がかかっており
日本人の体質にあっていない品種ともいわれたりする。

それに反して「うるち米」のでんぷんは
ほとんどがアミロースをしめており、
腸や消化の負担が少なく、アレルギーがほとんど出ない品種となっている。

さてこの【イセヒカリ】
コシヒカリを育てる過程で、
突然変異で台風にも負けないで見つかった新品種であるにもかかわらず
なんと、ほとんどがアミロースでできている「うるち米系」であることがわかったのである。
農林22号の部分を残した貴重なうるち米。
これこそ、日本人古来からつづきながらも進化した
ふしぎなふしぎなお米である。

自分のこどもに初めて食べさせたいおこめ。
という視点からみても「うるち米系」は
安心して食べられる品種であると思う!


とはいえ、、、
もち米系もおいしいから、どちらがいいわるいでなく
どっちもおいしく、味わえれば思う♪
あとは作り手側がどういう想いや考えで育てるかが大事。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?