九龍ジェネリックロマンス
こんばんは。ちきゅーです。
最近定期的にかけてなかったな〜と思いつつ、最近読んだ漫画面白いのが多かったし、おすすめしたい漫画も色々あるので、更新頻度高めにいこうと思ってる(18日9時現在)
今日は眉月じゅんさんの『九龍ジェネリックロマンス』について少し書こうと思う。
ちょいネタバレあると思うので、見たくない人はここで回れ右してくれ〜ちなみに全く前情報なく読んだら色々衝撃で面白かったので、逆に読んでからこの記事読んで欲しいぜ!!!(記事読まなくてもいいから感想共有したいね)
手に取った理由としては、眉月さんは『恋は雨上がりのように』の作者で今作ではどんな恋愛模様を書いてるのかなと興味があったのと、上述したようにこのマンガがすごい!2021に選ばれてるしどんなもんだ!題名もめちゃくちゃキャッチー呼んでみたい!って思ったから。
東洋の魔窟と呼ばれる「九龍城砦」で繰り広げられるラブロマンス。
主人公の鯨井令子は九龍にある不動産屋『旺来地産公司』に勤めており、同僚の工藤発に恋心を抱いていた。ある日仕事帰りに工藤に連れていかれるまま、喫茶店『金魚茶館』に足を踏み入れる。帰り際、店員に「また彼女さんを連れて来てくれて 嬉しいです」と言われ違和感を感じる令子。その後ある日ひょんなことから、令子は自分と全く同じ見た目を持つ人と工藤さんが笑顔で写る写真を見てしまって…。
なんか本の裏に載ってそうなあらすじじゃない?!(そんな上手くないぞ)
令子はその写真を見たことをきっかけに自分が過去のことを全く思い出せないことに気づいて、その後、自分はその写真に写る鯨井令子のクローンなのではないかと思い始める。
さらには九龍の正式名称は『第二九龍寨城』であることが語られて、この九龍自体が複製された街であるということが分かるんですよ。
九龍(クーロン)ジェネリックロマンスって読むんだけど、クーロンとかかってるんだね!(そりゃそうだ)
自分でネタバレしたのに言うなよって感じだけど、これを知らずに漫画読んでほしいぜ!(2回目)(手遅れ)初手えっ!えっ!って感じでマジで面白かったから()
自分はクローンであることに気づき悩む令子は「他の誰でもない、ましてや誰かの中の誰かでもない。私は、絶対の私になりたい」と言う。「絶対というのは、自分を信じて突き進むということ」だと。
世界のどこかに自分のクローンがいなかったとしても(もしかしたらいるのかもしれないけど)、きっと絶対的な私になりたいって思うことってあるんじゃないかなーって思っちゃう。私はある。わたしが出来ること他の人できるしなーとか。あの人の方がもっとセンス良くできるしなーとか。他人の評価とか気にせず、自分が好きな自分であり続けたいと思う毎日。でもやっぱ生きていく上で人と関わらざるを得ないから、自分が好きな自分が本当にそれでいいのかとか、どう見えてるのかとか、気にしちゃうけど。わたしからみたら令子は令子じゃんって思うけど、自分のことになると色々考えちゃってそうは割り切れない。まあでも私は私にしかなれないから、楽しく生きていきたい所存(謎結論)
まあなんかよくわからないことにまたなってしまったけど、九龍ジェネリックロマンス面白いから読んでみて〜〜〜という気持ち。
そういえば、眉月先生の描く登場人物の表情の鮮やかさと艶やかさがエグすぎて本当に引き込まれたなぁ。(ここの方が大事じゃない?)
おわり
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