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バルヴェニー 12年ダブルウッド 『THE BALVENIE』

バルヴェニー 12年ダブルウッド
『THE BALVENIE』

バルヴェニー 12年ダブルウッドは、
飲みやすいだけじゃない
芳醇なウイスキーです。


モルトウイスキー作りの工程で
昔から伝統的に行われている製麦方法

蒸留所の床に大麦を広げ、
職人がそれをシールと呼ばれる
木製シャベルですき返します。

24時間体制で
通常7日~10日くらいの時間を
要する重労働。

昔ながらのフロアーモルティングが
行われています。

コスト面や、
近年のモルトウイスキーの
需要増加により
フロアーモルティングを
採用している蒸留所は激減し、

モルトスターと呼ばれる
専門業者に製麦を依頼するのが
一般的になりつつあります。


フロアーモルティングを
行なっている蒸留所
・バルヴェニー
・ベンリアック
・スプリングバンク
・ハイランドパーク
・ラフロイグ
・ボウモア
・キルホーマン


ダブルウッドの名が示す通り
熟成に2種類の樽を使用しています。

・最初はバーボン樽に詰め熟成します。

・その後、バーボン樽で熟成された
ウイスキー原酒を
ヨーロピアンオークのシェリー樽で後熟。

この熟成がバルヴェニーに
円熟した旨みを与えます。


ここからテイスティングを抜粋
↓↓
カラーは少々赤みを帯びた琥珀色。

香りは果実とハチミツが
入り混じる甘い香り。

口に含むと穏やかで滑らか、
飲みやすい印象を受けるが、

同時に上質でバランスの良い
ウイスキーを飲んでいると
感じる事が出来る。

ボディはミディアムからフルボディで
しっかりと重厚。

飲み進めていくと
中盤辺りに樽からくる
柑橘系の若干の苦みと
酸味がより味わいに
多重さを与えている。

フィニッシュに向かい、
柔らかい甘みの中に織りなす
複雑な香りが
穏やかに口中に広がり、
華やかな印象を残しながら
ゆったりと消えてていく。

少量の水を加水すると
甘みもしっかりと感じられるが、

苦みと酸味そして
スパイシーな一面も顔を出し面白い。

ロックにすると、
とても穏やかで滑らか。

ウイスキーが苦手な方にも
喜ばれそうな味わい。

ハイボールにしても同様に
飲みやすく好感は持てるが、

バルヴェニー本来のバランス良い
素晴らしさを堪能するには

飲み方を加水~ロック位に
留めておくのがおすすめ。

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