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【エクササイズ】ハトホルの書より(1)

1.「ハトホルの書」について

「ハトホルの書」が日本ではじめて翻訳出版されたのは2003年。(著者:トム・ケニオン/訳者:紫上はとる/ナチュラルスピリット)当時の日本ではこうしたこと(高次元存在やコンタクトなど)への関心が米国に比べて低かったせいもあり、内容が難しく感じられたかもしれません。その後、改定版として2014年に発行されましたが、この頃になると、その辺りの情報も広がり始めていたので、より多くの人に理解されるようになったのではないでしょうか。

"ハトホル"という名前は、エジプト神話に登場する愛と美の女神"ハトホル神”でもよく知られていますので、Top画像の彫刻写真は見たことがある人も多いことでしょう。

ハトホル神が、実際に居たのか?というところですが、本書によれば、ハトホルたちは、何万年も前のエジプトにおいて、彼ら(彼女ら)の高次の知恵や意識を降ろしていたことがあり、それが神話となっていったのだということです。

そのハトホルと呼ばれる存在たちが、現代においてはトム・ケニオン(tom kenyon)という、心理療法士でありミュージシャンでもある彼とコンタクトを行い、その内容が本に書かれています。ハトホルたちは、今起きている大変容~地球とともにアセンションに向かう人間たちのために、その叡智を伝えてくれています。

ハトホルたちは、平和を愛する非常に穏やかで優しい存在です。ハトホルたちが最初に地球を訪れたときは、その美しさに魅了されたのだそうです。アルクトゥルスの戦艦に護られながら、地球人類に叡智を下ろすために働いてくれたことが、別の本(「アルクトゥルスから地球人たちへ」)にも書かれています。ハトホルたちの慈愛に満ちた働きに、心から感謝したいと思います。

「ハトホルの書」は、私たち人間の肉体と精神についての分かりやすい説明と、本来あるべき姿に心身を整えるためのエクササイズについて、誰もがすぐにでも取り組めるようシンプルに教えています。本書をお読みになれば、それら全部を知ることができるのですが、ここでは、そのエクササイズの部分を引用させていただき、ご紹介したいと思います。(興味を持たれた方は、ぜひ本をお読みくだされば幸いです。)


2.トーラス・エナジーと「カー」

具体的なエクササイズの紹介の前に、私たちの宇宙は、あらゆるものが二極性の磁場を持っているということ。それらは管状のトーラス体となってエネルギーを放出していることを知ってください。

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人間のエネルギーも同じ形をしています。

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エネルギーの形や流れをイメージするために、参考になる動画を見つけたのでリンクを貼ります。よろしければご覧下さい。(You are infinite Consciousness - A Torus energy field

肉体におけるトーラス状のエネルギー場は、肉体と重なり合っています。ヨガではプラーナ体と呼ばれているもので、ハトホルたちはこれを「カー」と呼んでいます。(ヨガでいうアストラル体などその他の微細なエネルギー場についてはここでは取り上げません。まずは「カー」という、肉体に、より浸透しているエネルギーを意識することが大切だとハトホルたちは考えています。)

上記の図で説明すると、肉体の中心に重なり、あるいは浸透するように道管が通り、そこへプラーナというエネルギーが流れ込んでトーラス状を形成します。それらのエネルギーを総して「カー」と呼んでいるようです。


3.自己のエネルギーをマスターするエクササイズ

※まずは「カー」に気づくことがエネルギーの統御能力を培う一歩となります。

【§1. エネルギーの流れを感知するエクササイズ】

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(1) 一呼吸で息を吸いながら、大地のエネルギーを地中からプラーナ管へ引き上げる。そして体の力を抜き、ため息のようにそれを吐き出す。

(2) 二回目の呼吸で、頭の上から息を吸い込み、天のエネルギーをプラーナ管へ引き入れる。そして体の力を抜き、ため息のようにそれを吐き出す。

※プラーナ管の精妙なエネルギーの流れがはっきり感じられるようになるまで、これを繰り返して下さい。


【§2. プラーナを肉体に循環させるエクササイズ】

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(1) セクション1と同じようにプラーナを地中から引き上げたら、そのまま一瞬、息を止める。そしてため息とともに吐き出す。意識はプラーナ管に集中すること。

(2) 次に、プラーナを頭の上からプラーナ管へ引き込み、プラーナ管に意識を集中しながら一瞬、息を止める。そして、意識を体全体に移し、溜めた息を一気に吐き出す。

※意識することでエネルギーはそれに従い、肉体へと流れていきます。それがはっきりと感じられるまでこのエクササイズを続けてください。

※意識がさらに澄んでくると、エネルギーが肉体から外へ染み出し、広がるのを感じるかもしれません。


【§3. プラーナを適性化するエクササイズ】

※感情エネルギーを最適化し、プラーナをより繊細に受け取るためのエクササイズです。

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(1) 胸の中央のハートチャクラに意識をもっていく。無条件の愛と受容の感覚を思い起こす。頭で考えずにただ感じる。

(2) ハートチャクラで無条件の愛と受容を感じながら、プラーナを地中からハートチャクラに引き上げる。一瞬、息を止めて、吐くときに意識をハートから肉体に移す。(プラーナがハートチャクラから体全体へ広がるのを感じる。)

(3) 意識をハートチャクラに戻し、もう一度無条件の愛と受容を感じたまた息を吸って、プラーナを頭の上からハートチャクラに引き入れる。一瞬、息を止めて、吐く息とともに意識をハートから肉体へ移す。(適性化されたプラーナが肉体にゆきわたるのを感じる。)

※もしも、無条件の愛と受容をまだ経験したことがないと感じているなら、このエクササイズは一旦保留にして、セクション1とセクション2のエクササイズを繰り返し続けてください。しばらくすると、容易に無条件の愛と受容を感じられるようになるでしょう。


【§4. ハートチャクラを開花させる】

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(1) 意識をハートチャクラにおいて、足元から大地のプラーナを、そして同時に頭上から天のプラーナを、ハートチャクラに引き入れる。吐く息とともに、大地のプラーナと天のプラーナをハートチャクラを通して循環させる。

(2) 呼吸をするたびに天と地のエネルギーがハートに流れ込むのを想像し、ただそれを感じる。

※ハートチャクラで花が開くようなイメージをしてもいいですが、それが目的ではなく、ハートチャクラが開くのを実感することが大切です。花がどんどん広がって、体の幅いっぱいになるのを感じてください。

(3) ハートチャクラの領域をどんどん広げていき、心地よいところまで開くにまかせる。この開いたハートチャクラに意識を向けたまま、何分間か憩う。自分の中に湧き上がってくる感覚や感情を感じてみる。

※このエクササイズを続けていると、かつてないほどの肯定的な感覚を深く体験するかもしれません。あるいは、開くことへの怖れを感じるかもしれませんが、それは自分がこれまでになく無防備に感じられるからです。しかしこのシンプルなエクササイズは、開花をためらう気持ちに奇跡を起こします。


4.探求のエクササイズ

※これは感情体の性質を探求するのに役立つエクササイズです。このエクササイズは、「自己のエネルギーをマスターするエクササイズ」を充分におこなってから取り組んだ方がいいかもしれません。なぜならこれは、感情エネルギーにアプローチするため、場合によっては、気持ちが不安定になってしまう可能性があるからです。しかし、プラーナを統御するエクササイズをおこなっていれば、感情体を整え、安定させることが可能になるからです。


【§1. 自分の感情体のパターンを見る】

(1) 座るか横になってくつろいだ姿勢をとる。気持ち良い状態に落ち着いたら、過去にあった何らかの場面のポジティブな感情反応を思い出してみる。そして、その状況の方は手放して、ただその感情のエネルギーが体のどの部分で感じているかに注目する。

※感情のエネルギーがあまり感じられない場合は、それほど強い感覚ではなかったということなので、より鮮烈ではっきりした出来事の感覚を選びなおしてみてください。

(2) その感情エネルギーは、体のまわりの空間に感じることもあるが、たいていは肉体の中のどこかである。その場所に意識を向け、その刺激がどのようなものか、そのエネルギーのパターンを感じてみる。(脈打つ速さや、脈動の方向が後ろから前、あるいはその逆か、など、さまざまな物理的特徴のすべてに気づいてみる。)

(3) ふたたび過去に戻り、別の状況で生じた他の感覚を回収してみる。さまざまに異なるすべての感覚の特徴をできるだけ多く識別し、そのエネルギーがどの部分にあるのかを、はっきり気づいてみる。

※このプロセスでは、喜び、怒り、怖れ、安心感など、さまざまな感情について探求することをおすすめします。多くの人が、これらの気づきを自覚しないまま遮断してしまっているので、感受性が育まれないままでいるのです。まずは自分の感情や感覚に気づく訓練が大切です。


【§2. 愛と受容の感覚を維持する】

(1) 一日に一度、短い時間をとり、愛と受容の感覚を呼び起こす。それを数分間保つ。できれば終日、その優しい感覚を断続的に思い出したり、感謝の気持ちを抱くようにする。すると感情体がそれに応じて振動し、光を放つ。


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私たちは幼い頃から、「感情をあまり表に出してはいけない」と、教えられることが多かったように思います。感情的になることはあまり良くないことだと信じてきたのです。しかしハトホルたちは、人間が本来もっているその豊かな感情のすべてを、もっと感じる必要があると伝えています。

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