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住宅塗装の見積もりで確認するべきポイント

外壁や屋根の塗装をお考えの際、検討しなくてはいけない事はたくさんあります。
業者選び・家の状態の把握・使用する塗料・予算・時期など。

▼業者選びについてはこちらで紹介しています 

なかでも重要なのがやはり価格ではないでしょうか。
そして価格の検討に必要なのは「見積もり」です。

しかし、いざ見積もりを取ってもその価格が適正かどうか、また見積もりのどこを見ればよいのか素人では分からないものです。
さらには見積もりで優良業者かどうかを見極める事ができるとしたら予め知っておきたくありませんか?

今回は見積もりの基本から業者選びに必要なポイントについてをご紹介します。
この記事を読めば、塗装の専門知識が無くても優良業者の見分けに必要な見積もりの見方が分かるようになります。

また後半では見積もりを取った後の断り方についてもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。


見積もりの基本

住宅塗装には定価はなく、業者や材料によって価格が大幅に異なります。
その為複数の業者から見積もりを取る相見積もりをオススメします。
相見積もりをすることで、同じ条件下での業者ごとの価格やサービス内容の違いが分かりやすくなります。
それは結果的により良い塗装業者と出会うことに繋がります。
また比較する事でおよその相場の検討がつくようになります。
相見積もりの業者は2~3社が目安。あまり多すぎると選択肢が多くなってしまい、迷ったあげくに価格や営業マンの対応など優良業者かどうか判断できない所で選択をしてしまうという結果になりかねません。

見積もりの見方を知っておく

複数の業者からの見積もりを見比べてみても、単価や総額以外の各項目の意味が分からない場合がほとんどだと思います。
後に価格のみで判断することのないよう、注意すべきポイントを押さえておきましょう。

1.具体的な塗料メーカーや商品名が記載されているか

例えば「シリコン塗料」「フッ素塗料」とだけ記載されていてもそれは商品名ではありません。またメーカーも不明です。塗料はメーカーや商品グレードによりその価格が異なります。

2.塗料の使用缶数や塗料面積が記載されているか

塗料にはメーカーが指定している基準塗布量というものがあります。この規定量から逸脱している場合は塗料の効果が発揮されず施工不良となる可能性があります。
また塗料面積の記載の有無は事前に塗装業者が住宅をしっかりチェックしたかどうかの判断材料になります。
仮に「坪数」で記載がある場合、坪数は床面積であり外壁や屋根の面積ではありません。

3.「一式」という表記の多用

一式という中に何がどれだけ含まれているのかを必ず確認しましょう。
そもそも一式というのは諸経費や運搬費など数えられない部分に対して用いる表記です。仮に「外壁塗装」の項目に一式と表記されている場合は要注意です。外壁塗装の項目は本来は塗装面積を記すべき項目となります。

4.塗装面積は適正か

延床面積からのおよその外壁面積は以下のとおりです。
ここから大きく離れた面積になっている場合はかさ増しされている可能性があります。

5.作業工程が省略されていないか

主な工程は以下のとおりです。

足場→飛散防止ネット→高圧洗浄→養生→塗装(下塗り・中塗り・上塗り)→コーキング→付帯塗装→諸経費

全ての工事が上記の工程とは限らず、物件により多少の違いはあります。
ですが明らかに多かったり少なかったりする場合は業者にその理由を確認する事をオススメします。

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まとめ

今回は塗装業者からの見積もり書で注意すべきポイントについて解説いたしました。

これらは大前提として、業者がまず家の診断をしっかりしてくれているかというチェックとも言えます。
その後の工事において手抜きや施工不良などというトラブルに見舞われないためにも見積もりは慎重に確認しましょう。

番外編~お断りする際のマナーは?~

最後に、番外編として見積もりを取った後、お断りをする場合のマナーについてご紹介します。

1.必ずかつ早めに連絡をする

お断りの連絡はなかなか気が重いものです。しかし後になればなるほど相手への配慮が必要になりますので、決断後は早急に返事をしましょう。

2.断る理由を添える

相手は今後に活かすためにも理由が知りたいはずです。価格や工事期間など見送りとした理由はためらわず伝えましょう。
なお、正式に依頼する事になる業者の会社名や見積もり書の公開は業者間のトラブルを招くため控えましょう。

3.あいまいな表現は使わずきっぱり断る

「もう少し金額が安ければ」や「あと〇日工事期間が短ければ」などといった表現は条件次第では契約する意思があると思われてしまいます。今回は見送るという旨をしっかり伝えましょう。

見積もりはより良い業者を選ぶためにとても大切なプロセスです。
万が一お断りする場合でも最低限のマナーを守り、お互い気持ちのよい関係で終われるよう心がけましょう。

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