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#74 バンクショットの持論と考察①

ひさびさの投稿です!(と言いますか色々手付かずでだいぶ開きました・・・)
今回は「バンクショット」について日頃自分なりに考えていることを脳内整理として書いてみます。※あくまで私自身の経験・体感・思考上のものであり、必ずしも正しい内容を保証するものではありませんので悪しからず…

★目次★

①バンクショットもクッション系、だから先球のスピードが合っていることが第一。

②先球に生じるスピン(特に横回転)の影響を考慮する必要がある。そしてスピンを活用すれば色々な狙いができる。

③バンクにもシステムがあるが、システムに乗せるためにはシステムに合った撞き方が必要。

④鋭角(クッションに対してより垂直に近い)のバンクと、鈍角(クッションに対してより平行に近い)のバンクにおける、スピンやクッション反発の影響の差とは。

⑤縦バンクは何故難しいのか?鋭角と鈍角のバンクは?それは数学的に明らかである。

⑥ショット後の手球がイメージできない・手球コントロールを伴わないバンクショットを撞くのはちょい勿体ない。

⑦手球コントロールという要素を考えると、時に直接ポケットよりバンクショットの方がイージーになる場面が存在する。


①について・・・
例えば「バンキング」。
試合等で1試合目と2試合目で別の台になったり他店であったりした時に、いつも通り(ピッタリ短クッション狙い)の加減で撞いたら「2ポイントオーバー(18ポイント/16ポイント約1.12倍)」だったとする。※仮にクッションの跳ね返り力の差のみとして
その後試合で勝ち進んで再び同じ台でプレーするならば、プレーヤーは上記の結果を元に手球の力加減を調整(約0.89倍)しょうと試みるであろう。

バンクショットも同様で、いつもの狙いと撞点・ショットスピードで入る配置があったとしても、コンディションが違うクッションに対して同じショットをするとコンディション差の影響で入らないケースが出てくる。
特にバンクショット(空クッションも)は、「クッションに跳ね返された後の先球の動き」がショット成否の結果そのものな訳だから、跳ね返りに差分があるなら差分に対する調整が必要である。
その調整の一番手が「手球のスピードを合わせる」ことで、同じ跳ね返り結果に近づくのかどうか、だと考えている。
「狙い」や「撞点」を変える方法もあるが(細かい話で言えばスピードの変化に合わせてこちらの微調整も同時に必要となっていくのだが)、ちょっと考えてみてほしい・・・

冒頭のバンキングを合わせる話で、「斜め方向に撞くことで往復の距離を長くする」とか「下撞点でブレーキ掛けていく」なんて方法で合わせようなんて、中々そうはやらないですよね・・・(ダメではないよ!)
だったらクッションの跳ね返りの最もシンプルな事象のバンキングに対してそうである様に、バンクショットも「力加減の合わせ」から入るのが本筋であり、またシンプルで効率的なのではと思うわけです。


図1:日頃撞くコンディションにおいて、的球全厚ストップで当てるとポケットできる(青線)バンクが、別コンディションで短く外れたとする(赤線)
図2:的球への厚みを少しずらしてコースを広くする(黄線)狙い方や
図3:手球にスピンを入れる事でコースを広げる(黄線)狙い方も悪くないが・・・
図4:そもそもこのコンディションに於いては、的球がクッションへ入るスピードや跳ね返った後のスピードが日頃と異なる(この例であれば相対的に速い可能性)のかもしれない・・・
であれば手球のショットスピードを僅かに調節できれば、同じ厚み・撞点で日頃と同じ的球の動き(黄線のようにポケットできる)になるのでは・・・という話


このお題・・・①~⑦全てこの1本で収めようと思っていたが、書き始めたら想像以上に膨大になりそうなので、記事を切り分けて順次アップしようかと思います・・・

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