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#65 配置・取り方の備忘録④

#これは自分なりの配置とショット選択に対する捉え方・考え方。
例えば図1のような7番・8番・9番。
7→8番へは赤線の逆押し(撞点:左上)、青線の順押し(撞点:右上)、いずれも選択可能な形の想定。
また、どちらのショットも成功率的には同じであるとする。

図1:初期配置図 と ショット選択パターン

上記の例であれば、よほどのポジションミスが無ければ特にどちらであっても取り切りとしては問題はなさそうではある。
よってここではどちらを選択してもかまわないのだが、厳密にはこの2ショット間には以下の図2のような意図が含まれていると考えてもいる。

図2:ショット選択パターンと振りのイメージ

★赤線(逆押し)選択・・・8番に対して全厚~「く」の字形の振りを付けるイメージ
★青線(順押し)選択・・・8番に対して全厚~「へ」の字形の振りを付けるイメージ
※「く」の字と「へ」の字という表現が正しいか分からないが、以下くらいのイメージで考えてもらえたらありがたい。
・「く」の字:手球が台中央エリアよりで的球に当たった後クッションへ向かう振り
・「へ」の字:手球がクッションレールよりで的球に当たった後台中央へ向かう振り

もちろん、赤線のショットで「へ」の字を作る事も可能だし、青線のショットで「く」の字を作る事も可能である。それは配置上の球の位置関係やコンディション等でどうとでもなるし、そういうショット選択となるケースも当然にある。
ここでは、あくまで例とした配置での球の動きのイメージや傾向であったり、組み立てに対する考え方の細分化の話である。


図3:各ショット選択とポジション精度によって影響が発生するケースの考察

図3で
例えば右側のような赤線(逆押し)を選択した際に狙いの振りよりやや付き過ぎたような場合・・・
9番の位置によっては入れと手球コントロールが難しくなるような形があり得るだろう。
また左側のような青線(順押し)を選択した際に狙いの振りよりやや付き過ぎたような場合も・・・
同様に9番に対して途端に難易度が上がってしまうケースもありえる。

また同様の配置でも1~3番といった序盤の球であって以降の組み立てにより多くの制限がある場合などは、この選択による取り切り成否への影響度は顕著に大きくなってくるはずである。

よって、冒頭に書いたように「どちらでも問題ない」かもしれないショット選択だったとしても、その意味・狙いやメリット・リスクを理解した上で選択していく事が重要なのだと思っている。

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