逃げることは悪いことか 否 逃げることは正しいことである 人間以外の動物はそうやって生きてきた 逃げて、逃げて、自分の身を守り生きている 人間も同じだ 逃げていい 辛いことがあったら逃げていい そう言い聞かせ、今日も満員電車に乗り込む
子供を乗せてこぐ自転車 後ろに座っている3歳の息子が言った 「パパだーいすき」 僕は息子に何ができているだろうか 平日は仕事に追われ 休日は公園に連れて行きスマホを見ている 僕は息子に好きでいてもらえるだけのことをしていると、 胸を張って言えるだろうか。 子供の成長は早い 今の息子と過ごせるのは今だけなんだ まだまだやれる もっと好きになってもらえる そんなことを想いながら答える 「ありがとう」
早く食べないとラーメンは不味くなる でも、人生は何も変わらない 同じような毎日に飽き 自分の働く目的を失う 焦りと不安が入り混じる 動けない自分に腹が立つ 色んな事に手をつける 長続きしないですぐに辞める こんなはずじゃなかった 思い描く夢とのギャップが 自分を追い詰める 心を開ける人もいない 家族でさえ足枷になる 辛い 一人でラーメンを食べる 麺が伸びる前に急いで食べる 焦る必要はない 人生は麺ではない 何もしなくても不味くはならない
自分では選べない 誰かに決められて生きる 己の意思がない人生 そんなのつまらない 人間は選べる 己で決める権利がある 強い意思がある 自分の気持ちを大切にして 行きていこう
私は東京が大好きだ 夢がある 魅力的な人がたくさんいる 楽しい場所がたくさんある 今日も東京の街を歩く 目的はない ビルを眺め 看板を眺め 新しい発見を探す 好奇心をくすぐり続ける場所 それが私の好きな東京
師は言った 意味がないものにこそ たくさんの意味が宿る それはなぜか 見た人、感じた人が意味を見出すから 十人いれば十の意味 百人いれば百の意味 感性を持った人がいる世界だから この世の全てに意味が付く あなたの捨てたそのゴミも あなたが無駄だと思った経験も あなたが生きているという事実も 全てに意味がある
登れば登るほど辛い でも降りるのも辛い 休んでいては進めない 私は今どこにいるのだろう 下にいる人たちが嘲笑う 登らないことが美化される そんな中登ってくる人がいる 手を差し伸べて言った 一緒に登ろう
今日を振り返る 明日を思う 夢を見る 帰り道は自由だ 私を縛るものは何もない 自分と向き合い 好きなことを考える時 人は素直になれる 自分を大切にできる時間 それが帰り道
誰かを照らすということは 自分の存在を消すこと 目立つかどうか 私には関係ない ただ一心に照らす そしていつか考える 私も照らされたい、目立ちたい 手遅れになる前に 一歩踏み出せれば
