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ちきも
2020年11月3日 21:04
平沢進のヴァーチュアル・ラビットを聴いて、無機質な高揚に煽られることで、やっと正気に戻ったような感覚だ。ずっと「写真で一言」を求められ続け、自分の中で納得がいかず、歯痒さだけがいつまでも取れなかった。しかしこれは幸せなことなのだ。こういう感情こそドアノーに切り取って遺していただきたい。あまりにも愉快に、現実よりも幾分かご都合主義的に。彼の写真家としての技術だとか才能は、それはもうまざまざと見せ