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俺は「紅茶ランキング」系ほぼすべて意味がないと思っている。

「なんですかッちあきさん!?この物議を醸しそうな記事タイトルわ!?」
と各方面からお𠮟りが飛んできそうである。

はい。

もうすでに脳内の「ちあきさん事務所」では電話はリンリンジャンジャン鳴っているし、FAXはガジャガジャビーーーーーと大量に吐き出されているし、頭がさみしい中年のおじさんは顔を真っ赤にして「なんとかせえ!」と怒鳴っている。(どういう時代の描写ですか?)

なんとかしようじゃないか。

まず前提として、とんでもなく根源的なところからいくけれども――

「世の中の人間、ランキングを求めすぎ問題」
がある。


コンビニスイーツランキング、飲食店のランキング……

そもそもの話、そんなにランキングっている??(逆張りオタク精神)

結構食道楽レベルが高い筆者は、ぶっちゃけ世の中で美味いとされてるものがあまり刺さらない。明確な地雷がけっこうある。
(と自分ではあまり思ったことないのだけれども、大人になってから某17歳のお姉ちゃん声優レベルで突っ込まれまくるので認識を補正しました)

他人の好みなんて知るかよ!?俺は俺だ!!!!
と自分の美意識やら感覚に絶対無敵ライジンオー
な自信を持っているので、他人の集合平均なんぞに興味はないのである。

が、

口コミ自体はちゃんとチェックはする。
自分が何を好きなのか?何を好ましいと思っているのか?
食の自己認識(フード・アウェアネス)とでも言えばいいのか、長年自問自答やら、トライ&エラーを繰り返し続けているので、割とそれぞれ要素分解し理解できている。よって事前に提示されている情報で明確な地雷を避けるためだ。
(余談ですが、食の自己認識レベルが高いので飲食店でメニュー決めるのが爆速です。)

ので、

自分自身が紅茶のレビューなり感想を書き記す時は、フックとなる情報を抜き出し、優劣ではなく
「○○という要素が好きな人は多分好きだと思う」
というようなことを記載するように努めている。
広い紅茶山に登山道を整備するがごとし。

ダージリンのような香り重視の紅茶もあれば、
コクやミルクを入れても負けない味わい重視の紅茶もある。

休みの日、とっておきのティーカップを出して、高級な海外ブランドの紅茶の茶葉を入れて時間をかけて味わいたい人もいれば、
仕事や家事に疲れた時に、サッと飲めてがっつり美味い!となるティーバッグを求めている人だっている。

大切なのはその人の好みやTPOに合わせて適切にフィットする提案をすることで、
画一的な優劣をつけても仕方がないと思っている。

嗜好品に優劣は無い。あなたがそれをどのようなシーンで必要としているかどうか。

話は変わるが、メイクだったりファッションなどは割と受け手側、カスタマー側もそこらへんのリテラシーが発達しているように見受けられる。
骨ストとかウェーブとか、パーソナルカラーとかね。

「使えない、活用できないモノを一方的に売りつけるのはどちらにとってもよくない」
という、売り手買い手どちらも利害が一致した結果である。

お茶も売りつけて終わり…ではなく、その先、ユーザーの生活の中でどうやって活かしてもらうのか?どのような場面でニーズが発生するのか?をより多角的に想定できて宣伝なり提案なりができているところが
頭ひとつもふたつも抜けて成功したり、今後伸びていくだろう。

幸いなことに、わたしは言われなくても勝手に骨の髄まで味わって骨でアート作品作り始める、みたいな感じで紅茶で楽しむことが得意なので、おそらく大変奇特なファンのみなさんにはそこら辺を支持していただいているように思います。

「嗜好品って個人の好みがものすごい面積を占めているので、
ランキング見ても参考にならない可能性が高くないですか?」

↑たったこれだけの話を元に、めちゃくちゃぐだぐだ書きました。

あ、もちろん、老舗だったり、幅広い層から支持されている歴史あるブレンドとかはこの話に含まれないですよ。

画一的に「茶葉とか単一茶園もの以外は紅茶にあらず!」みたいな言説にカウンターパンチを喰らわせにいってるだけです。(フィジカル武闘派)

おしまい。

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