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社会科をMagic変換!  冬の学び#2


Canvaのアップデートをオマージュしたスライドにしちゃおう!

前回の記事の続きですが、昨日のEDUBASE FES 2023 Winterで発表した内容になります。発表題目は、「Magic 社会科」。スライドや色は、Canvaの最近のアップデートである、Magic studioをオマージュしました。3分でそれをアピールするには、ちょっと弱かったかと思いますが、それは本題ではないので、まぁよしとします。今回の提案は、社会科の進め方をちょっと変えてみよう!というものです。

アップグレードを示す絵が背景に!

社会科の進め方をアップグレード!

社会科の学習は、「問題解決的な学習」です!

社会科は、学習指導要領にも解説されていますが、問題解決的な学習として進めていくという歴史があります。教科書のつくりも、「つかむ→調べる→まとめる→深める・生かす」となっています。このサイクルを繰り返すことが問題解決的な学習ですが、普通に教科書を進めているだけでは、単元の導入から終末にかけて子どもの追究のエネルギーが持続しないことも考えられます。(もちろん、進め方によります)

社会科は、文字通り社会を学ぶ単元ですが、知識を得ることがゴールではありません。社会に出て、実践できるような力をつけることで、社会に出た時に社会の中の一人として活躍していくのだと思います。

そこで、単元を貫くような実践的な課題に取り組むような単元構成にして、その取り組みの中で、必要な知識や技能を得ていったり、問題について思考したりするような力をつけていけば、学習に必要感が生まれ、社会に出てから役に立つ社会科になるのではないでしょうか。

単元を通して、「深める・生かす」で出てくるような課題に取り組むイメージです。

5年「食料生産の概要」での実践例

実際の単元で説明します。5年、食料生産の概要の単元です。この単元では、「食料の産地調べ」「米の主な生産地」「農作物の主な生産地」「生産地の分布」を学習します。これをこのまま学習してしまうと、教科書や地図帳で調べて白地図にまとめるという無味乾燥の学習になります。それを、このようにアップグレードしてみました。

No.1食材を使ったオリジナル弁当を考えよう

食料生産なので、弁当のメニューを考えるようにしたら楽しいだろうなぁ。でも、自由にしすぎると学習にならないから、日本各地で生産された、その都道府県のNo.1の食材を使うように制限をかけよう。そうしてできた弁当のメニューをマップにまとめれば、日本の食料生産の概要がつかめるのでは?

と考えて、単元を構成しました。ここまで課題が決まると、あとは子どもたちが自走できます。自己調整学習として、自分で計画を立てながら進めました。

他の単元での例は、次回の記事で書かせていただきます。

今回は、社会科の進め方をMagic変換しよう!という提案でした。お読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです。

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