超理系彼氏に歴史を語り尽くすの巻
乃木神社に行ってきた!!!
旧陸軍の乃木希典大将の死を悼んで建てられた神社である。
私は祖父から乃木希典という「昔の強い軍人さん」の話を聞いていたせいか、はたまた大人になってから本で知った乃木大将の生き様に心打たれたせいか、とにかく理由は分からないが、乃木大将にはとても惹かれるものがある。
乃木大将の他にも、訳もなく惹かれる歴史上の人物がいる。
そんな先人の所縁の地を訪れると、こう何といえば良いのか、「話したくて話したくてたまらない!」という感じになってしまう。
同じ考えの仲間とメッセでやり取りして満足することもあれば、メッセでは足りずに彼氏をつかまえて延々と歴史を語ることもある。
彼氏は過去に全く興味がない人なので正直申し訳なく思ってはいるのだが、一度スイッチが入ると止まらない。
私「今日乃木神社に行ってきたよ〜!」
彼「乃木坂48...?」
私「ち、が、う!!しかも乃木坂48じゃなくて46!」
彼「あれ?そうだっけ?」
私「そうそう!だいたい乃木神社は乃木希典っていう陸軍大将が・・・」
彼「あ、いやそうじゃなくて46の方・・・」
・・・とまぁ、皮肉にもこんなやり取りが、私のスイッチを思いっきり押してしまうのだ。
「乃木大将はね、西南戦争と日清日露で(略)戦傷者のために私財を投げ打って義手を作ったり、父親のいない子に(略)それで昭和天皇の養育係になって、明治天皇に殉死した直前に昭和天皇が(略)世界の新聞が(略)」
と、我ながら熱苦しい限りである。申し訳ない。
彼は一応聞いてくれるが、どうやら過去の歴史には殆ど興味がないらしい。
「だから何?知ってるとどうなるの?何でそんなに夢中なの?」
と思うらしい。
そんな彼氏は韓国の英雄と言われる安重根はちゃんと知っている。
他国の英雄は知っているのに、自国でかつて英雄視され、世界各国からも賞賛されたという乃木希典大将のことは「知ってどうなるの?」と言う。
私にはこれが不思議でしょうがない。
「え?むしろ何で知りたくならないの?」と思ってしまう。
仮説!「共感力」がポイントか?
今日はそんな彼に対して、乃木大将の話を知っている限り語りまくった。
そして私が歴史上の出来事に心惹かれる時には、「心中を察して余りある」と感じているのだと気付いた。
「さぞ悔しかったろうな」とか、「本当は悲しかったろうな」とか、「どんなにか無念だったろうか」とか。
言葉にできない思いがあっただろうと感じる時、私はその人物や史実にとても惹かれる。
共感力のなせる技なのかもしれない。
だとすれば、超理系の彼と話が通じないのも納得だ。
まだまだ謎解きは続く
私はおじいちゃん子だったので、祖父の話に出ていた歴史はできる限り知りたいと感じる。
その上アメリカで「自衛隊なんてただの軍隊だろ」とか、「アメリカが戦後の日本を教育して云々」とか、そんな話を何度かされてムキー!と思ううち、いつしか日本人としての自分を強烈に意識するようになってしまった。
思えばこれも「感情」のせいだろうか。
彼氏と何が違うんだろう。
うーーーん、謎。
★乃木神社の記事は公式ブログに書きました!
https://colorflow.jp/nogijinja/
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