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【絵日記】こんなコロナなご時世ですが#こんコロ2021

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本
2021年4月25日から、「こんなコロナのご時世ですが2 #こんコロ2 」を連載します。 2020年春、緊急事態宣言発令を受け、mokumoku studioはこの未曾有な時間を…
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ちから mokumoku studio #絵本 #アート

#私らしいはたらき方

【絵日記#こんコロ-DAY93】 それはそれは空が綺麗だから

文 掛田智子　絵 ちから 買って帰るか　今日は買って帰らないか 今電車に揺られ　熟考している 週末もたくさん飲んだじゃないか 最近プクプクしてるじゃないか 今日も頑張ったじゃないか 人間はだまされる 自分の脳にだまされる この高温多湿な天候 今日頑張ったという事実 今日は美味しい鯵の干物を食べるという計画 そして夕焼け雲がピンクとオレンジに染まり 台風の前とは思えない美しい空のオーケストレーション みんなが言ってるように思える 飲んだら

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【絵日記#こんコロ-DAY91】 工場と掃除

文 掛田智子　絵 ちから 尊敬する和菓子の社長は毎朝まず掃除から始めるという 新しい働き方 ニューノーマル 言われて久しいがそれでも相容れないものがあると 窓のサンの埃 床の黒ずみ 消費者には全く見えない工場の汚れ それぞれのお店の売れ行きはゴミを見ればわかるという 言葉には言い切れない 言葉には言い表せない 売るそのものの商品にすべて表現される 不思議なことに 何もわからない我ら消費者にもわかる 違いを作り出している

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【絵日記#こんコロ-DAY88】 ロブ

絵 掛田智子　文 ちから わかっていた 今日はロブが部署の全体ミーティングを開催する最後の日 通常の報告が終わった後 ロブにバトンが渡された 彼は泣いていた オンラインミーティングで 誰も何も発言しない サイレンスがあれば 誰かがミュートにしたまま発言していたり テクニカルな問題が発生したのかと思うのだけど 今日はみな知っていた ロブが泣いていると知っていた その静寂をみなが受け入れた 通訳をしていた私も静かに泣いた ロブの感情が私を憑依したかのように 自然と涙

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【絵日記#こんコロ-DAY85】  夏の日の早い朝の朝

絵 ちから　文 掛田智子 夏の日の早起きが好きだ 明らかにこの数日違う 私の身体が違うって言ってる 週末にしては早起きのつもり 6時半にかけたアラームより早く起き出す 身体が起きるのって言ってる むしろもっと身体は早く起きてたって 待ってたんだよって 障子ではごまかせない太陽のパワーが 早くから身体に送り届けられてて 脳より身体が先に目覚めてる 脳が起きなきゃって言ってるのに 身体が言うこと聞かない時と真逆で 身体が先におめめぱっちり よしよし 私もこれではなま

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【絵日記#こんコロ-DAY75】  断食という選択　Day1

文 掛田智子　絵 ちから 東京駅から特急サフィール踊り子号に乗り伊豆高原へ やすらぎの里という療養プログラムを提供している施設に来ている 今日から3泊　断食プログラムを行う 自然の中にあるこの館 自然と目を閉じる 鳥がほうほけきょ 雨の音がしとしと 自分の心も無理なく静かに落ち着いてきている 都会の喧騒を離れ 仕事の喧騒を離れ 物理的に自分を休ませている こうでもしなきゃこの人は休まない 食べる事もそう 食べる事を少しの間やめると 普段食べる事をどれだけ考えている

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