【第8話】建築業界に一歩踏み出すには勇気が必要
21歳になり、高校卒業後のこの3年間は激動だった。高校を末卒で卒業しながらも、就職した先では大卒エリート達とのかけがえのないもの日々があり、そして1年半にしてそのかけがえのない日々はあっという間に倒産という形で終わった。建築から逃げるために夢であったプロミュージシャンになり、その夢の先にある現実に打ちのめされる日々。でもこの経験は自分の人生の基礎となる大事な3年ではあった。
当時を振り返れば"夢もなくなって特にこの先やりたいこともなくなってしまった"状態。心の中では「このま