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女心をくすぐる、鉄板焼シェフ『上野雅人』の世界。・・・

 2009年4月13日にお会いした、上野雅人シェフ(当時:東急キャピトルレストラン鉄板焼「源氏」)。

 兎に角、優しい笑顔が素敵なシェフだった。それからお会いすることはなかったが、時には電話したり、ネット上で転勤先を見つけてはと、とても気になる、想い出に残るシェフの一人である。

 当時のメインディッシュでは、黒毛和牛のサーロインステーキ、フィレステーキや黒鮑をたらふく食したのだった。

 2泊3日の東京滞在で、三カ所の高級鉄板焼レストランを取材することになっていたので、同レストランが第2弾。正直、狸腹のポンポコリン。完食できるかどうか心配であった。

 しかし、鉄板で焼かれる食材にレンズを向けると、その焼きの音を聞かされ、芳ばしい香りが鼻腔に入り込むと、満腹なんぞ忘れてしまい、撮影後に黙々と食したのである。

 因みに、同年4月12日の夕食を『ザ・リッツ・カールトン東京 ひのきざか』、13日のランチタイムに『東急キャピトルレストラン鉄板焼 源氏』、そして同日夕食が浅草『ステーキ鉄板焼 とみい』の三連ちゃん。

 思い出すだけでも、かなりタイトな取材と言うよりは、ヘビーな食であった。2泊3日の東京滞在で、鉄板焼フルコースを三食完食というのは、これが最初で最後あろう。

 また、コロナが落ち着いた頃に連絡を取り、同シェフと再会したいと考えているが、現在は某ホテルの料理長として活躍しているとのこと。再会がすこぶる楽しみなところだ。

当時の上野雅人シェフ

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