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年の瀬となり、いつものように国内はソワソワしている。若くして起業して三十三年になるが、この年末のソワソワ感については我関せずが、筆者のスタンスである。別にソワソワすることもなく、年末だから、年始だからと言って、商業イベントに心を奪われる必要性を感じないのである。 それより、お歳暮をお贈りして頂く方々の気遣いがすこぶる有難くもあり、気になって仕方がない。「日々、お陰様。」の心を持って、恩返しをしなければならないが、それを考えると、少々焦ってしまう。 今年も、静岡名産、
徹夜明けだったので、ランチを終わり、少々仮眠をとることにした。 短時間だが爆睡した様子であり、寝起きがすこぶる良い。夢の中で、スマホにて連絡を取って、更に、どうするかを決めたところで目が覚めた。 夢は、忘年会のシーズンの食事処が集まる繁華街。と言っても、長屋風で迷路となっており、人が犇めき合う場所だった。しかし、忘年会はランチの忘年会のようだ。 一応、予約を取ったものの、数人で足を運んだ人気食事処。奥の畳の間に通されて、料理がじわじわと出されてくる。 最初は
数年前に、突然Messengerに電話が掛かってきた。イギリスの友人からである。念願の日本旅行で熊本にも立ち寄りたいので、是非会いたいとの事。 あまり沢山食べれないけれども、日本食が希望だと言う。そこで、熊本ホテルキャッスルのマネージャーに連絡を取り、同ホテル1階奥座敷『細川』を予約することにした。 日本人であれば何も心配することなく、さっさとメニューを考えるが、果たして刺身などを9歳の娘が食せるかどうかが問題だ。しかし、折角、東京から南下して熊本へ来るので、熊本の
京都亀岡の老舗旅館「すみや亀峰菴」(株式会社すみや亀峰菴 代表取締役 山田智さん)情報を入手した。それは、コロナ禍における同館の大規模リノベーション「現代アートと伝統の技が織りなす稀有な空間」という、大胆且つ意表を突く老舗旅館の秘策である。 第1期工事では、200平米のロビー&ギャラリーが完成し、4月26日からリニューアルオープンしている。また、第2期工事では、現代アートが体感できる140平米の特別宿泊室が、来年春頃には完成予定。 今回の、大規模リノベーションでは、
数十年ぶりの旧友(山本順司医師/東京大学医学部卒/現 独立行政法人 地域医療機能推進機構 東京高輪病院院長)との再会。その宴を飾ったのは、『豊穣の秋たけなわ 再会の宴』(脇宮盛久料理長作/熊本ホテルキャッスル 個室 細川)。 学生時代と変わらぬ、互いのトークスタイル。旧友は開口一番、「よく二人で話していたよね。僕は受け身で10聴いて、1話す感じだった。」と。 筆者としては、そんなにお喋りの自覚はないが、彼にとってはそうだったようだ。数十年ぶりの会話は、数十年前と同じ
90年の歴史と伝統を受け継ぐ、父と息子。父親はご高齢だが、腕の筋肉や浮き出した血管を見ると、流石に職人の腕をしている。 黙々とタイヤや自転車全体のバランスなどをチェックしては、パンク修理や各所の調整を行う職人。 とても地道な作業であるけれども、AIロボットでも簡単にできる作業ではない。リム一本一本のズレや歪みの微調整も、この職人のセンサーには敵わない。 熊本県山鹿市の豊前街道沿いにある、老舗『有働自轉車』。この通りは、観光客がそぞろ歩きする、観光メインストリート
有働家の裏庭での餅つきが終わり、さてさて、餡餅を作ることに。既に、胡桃より少々小さめに、小豆の餡玉が可愛く丸められていく。餅つきは、男性陣の担当。そして、餅を丸めるのは、女性陣の担当。きな粉も準備万端である。そして、勝手ながら、試食は筆者が担当することになっている。 餅が、親指と人差し指で作った輪っかから、ニュルンとてるてる坊主のように飛び出してくる。流石に、母の手つきは熟練した匠の技。何度やっても、同じ量の餅が飛び出してくる。きっと、火傷しそうに熱々なのだろうと。
連載第二弾は、『有働自轉車』のご自宅裏庭での餅つきと、餅と餡餅作り。 ▼過去記事から引用 スマホに溜まりに溜まったメールを読んでいると、『有働自轉車』(熊本県山鹿市下町)の息子さんからお礼のメールが2通届いていた。最近はスマホのメールをフル活用していなかったので、大変申し訳なかったが、遅ればせながら、慌てて返信。 天候が悪く、取材予定を組んでいなかったが、手土産持って、国道3号線を北上し、『有働自轉車』へ向かうことにした。 実は、有働家の年末に杵つきの餅が余り
800年の歴史を誇る湯の街・山鹿市(熊本県)。江戸時代からこの地のメインストリートとして栄えた豊前街道が通っている。その菊池川寄りに『有働自轉車』という大きな看板が目に入ったので、訪ねてみることに。 同店は、90年の歴史ある山鹿名物の自転車屋さんである。初めてお会いしたにも関わらず、ウェルカムの状態にて、お茶やお菓子をご馳走になり、山鹿市内やその周辺について話が尽きず、数時間お邪魔してしまった。 今回は、『有働自轉車』連載の初回となるが、先ずは、店内の奥にとてもレア