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積善之余慶

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負のスパイラルを吹き飛ばし、常に好循環。自分らしい、大切な人生を送るための『秘策』を一緒に語り合いたいですね。そんな、気持ちです。 https://www.dandl.co.jp…
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2022年10月の記事一覧

『気づき』を与えてくれる人の有り難さ・・・『苦言』、『提言』を真摯に受け止める。

 今朝、筆者の先輩でもあり、兄のような存在で、心から信頼できる法曹界の方からメールが届いていた。じっくりと読むと、ハッと気づかされたのである。多忙な方だが、いつも適時適切なアドバイスを送ってくれる。  先般も、敬愛する方から『お人好し』についての『苦言』があったりと、人間いつまで経っても百点満点でないが故に、このような『苦言』、『提言』、『称賛』など、とても有り難く受け止める次第。  日頃から、如何に自分自身に『冷静沈着』と言い聞かせていても、つい、暴走してしまうこともあ

『お人好し』と指摘され、何度も考えてみた。・・・結果、『お人好し』だった。

 最近、心から敬愛する人から「未だに、お人好しが治っていない!」と言われ、これまでの半生を振り返り、記憶に留めている(ほとんど記憶にある)ものを引き出しては、自分の言動、挙動を再検証することに。  人と人との関わり合いは『如水』であることは十分承知の上だが、何事も、特に仕事関係を振り返れば、結果的に『お人好し』が邪魔をして、バカを見ることが多かったように思える。結論は、指摘された通り『お人好し』に間違いはない。  セキュリティ管理については万全と思っているけれども、仕事に

役員から飛んでくる数字の矢に、ビクビクするな。・・・達成できなくても、死ぬことはない。

<上司から飛んでくる数字の矢>  中間管理職ともなれば、役員から数字の矢が沢山飛んで来ることが想定される。そこで、矢を放つ人間に『秘策』はあるのか、達成する『根拠』があるのかと言えば、皆無である。『言うは易し行うは難し』のいい加減な世界だ。  矢を放つ役員は特別な神的存在ではないのだから、『肩書失くせば只の人』。それを、偉ぶって、陰湿にも、数字の矢を無闇矢鱈に放つ姿は滑稽で仕方ない。平たく言えば、『尤もらしく見えるだけのパワハラ』であり、残念ながら、そのプレッシャーに心が

人それぞれの『関心』の度合いによって、文章読解のレベルが異なる。・・・だから、伝えたいものが伝わらない。

<読者の様々な受け止め方>  先日ご紹介した、筆者のコラムやエッセイに対する『情報提供』についての返事だが、よくよく考えてみると、読者の方々の民度や文章読解レベルによって、様々な受け止め方があることに気付かされた。  『灯台下暗し』と言うように、筆者を含めて、身近なことに気づかぬ人が多い。昨日、『宣材』を手元にした或る代理店からのメッセージに、「ありがとうございます。大事に取り扱い活用できるようにいたします。私も記事をさらに熟読してもっと勉強させていただきます。」とあった

『すみや亀峰菴』のリノベーション情報・・・2021年過去記事より

 京都亀岡の老舗旅館「すみや亀峰菴」(株式会社すみや亀峰菴 代表取締役 山田智さん)情報を入手した。それは、コロナ禍における同館の大規模リノベーション「現代アートと伝統の技が織りなす稀有な空間」という、大胆且つ意表を突く老舗旅館の秘策である。  第1期工事では、200平米のロビー&ギャラリーが完成し、4月26日からリニューアルオープンしている。また、第2期工事では、現代アートが体感できる140平米の特別宿泊室が、来年春頃には完成予定。  今回の、大規模リノベーションでは、

親を取るか、仕事を取るか!?・・・我が半生における最大の采配ミス。

 1995年にインターネット事業を本格化する決断を下した。まだ、国内ではホームページを持つ企業は1000社あるかないかの、インターネット黎明期である。  日本経済新聞社が初の全国インターネット参加企業のURLを収めた書籍を出版した。勿論、そこには当社サイトも掲載されていたが、まだまだ、インターネット自体が何物なのか、懐疑的に見る人の方が圧倒的に多かった。  例えば、サイトの名称も色々で、毎日新聞社のサイトは『ジャムジャム』、リクルート社のサイトは『ミックスジュース』といっ

Here comes a nice wave!・・・目の前に波が来たら、乗りまくれ!

 人生、山あり谷あり。しかし、時には凄くいい波が来る時がある。モノの本には、大波(大チャンス)は10年に1回、超大波(超大チャンス)は30年に1回と書いてあったような、なかったような。  自分なりに過去を思い起こせば、30年前に新聞社を経て、若くして起業したのは、筆者の人生における超大波だった。  また、5年おきに何となく小波(小チャンス)がきていたのも間違いない。2000年にインターネットが全国津々浦々に浸透し始め、それから10年後の2010年には大波のSNS時代へ突入

ちょっとした配慮ある言葉を発するか否かで、その人の『日頃』が露呈する。

 深夜にコンビニへ。レジに向かって、老婆(敢えて、老婆と書きたくなるような人)が、「トイレの便座が冷たかった!」と、レジ中の客がいるにも関わらず、吊り目で滑舌悪く、低い声で何回も言い寄っていた。  この「トイレの便座が冷たかった!」と言うのは、人それぞれに便座のお気に入りの温度は異なるので、一概に、その老婆が『難癖』付けた温度が冷たいとは言えない。主観的な問題である。  そこで、「トイレの便座が冷たかったので、温度を上げたけど、後からでも良いので、調整してくださいね!」と

『豊穣の秋たけなわ 再会の宴』に舌鼓。

 数十年ぶりの旧友(山本順司医師/東京大学医学部卒/現 独立行政法人 地域医療機能推進機構 東京高輪病院院長)との再会。その宴を飾ったのは、『豊穣の秋たけなわ 再会の宴』(脇宮盛久料理長作/熊本ホテルキャッスル 個室 細川)。  学生時代と変わらぬ、互いのトークスタイル。旧友は開口一番、「よく二人で話していたよね。僕は受け身で10聴いて、1話す感じだった。」と。  筆者としては、そんなにお喋りの自覚はないが、彼にとってはそうだったようだ。数十年ぶりの会話は、数十年前と同じ

『楽しい仕事環境づくり』が、先決!・・・お通夜のような暗い会社で仕事ができますか!?

 仕事に対して真面目に取り組むことは、社会人として常識でもあり義務でもある。しかし、真面目だからと言って、偏った強権的な考え方が罷り通ると、思いの外、お通夜のような暗い仕事環境になりがちとなる。  社長を座長にした御前会議。管掌を座長にしたチームリーダー会議。チームリーダーを頭としたチーム会議。どれもこれも、縦割大好きな日本人ならではの、昭和の風吹く、『威厳』に拘る、生産性のない、つまらん会議が多過ぎる。  上のようなスタイルで、日々、お通夜のような会議を続けている会社は

山鹿豊前街道絵巻(四)・・・有働自轉車

 90年の歴史と伝統を受け継ぐ、父と息子。父親はご高齢だが、腕の筋肉や浮き出した血管を見ると、流石に職人の腕をしている。  黙々とタイヤや自転車全体のバランスなどをチェックしては、パンク修理や各所の調整を行う職人。  とても地道な作業であるけれども、AIロボットでも簡単にできる作業ではない。リム一本一本のズレや歪みの微調整も、この職人のセンサーには敵わない。  熊本県山鹿市の豊前街道沿いにある、老舗『有働自轉車』。この通りは、観光客がそぞろ歩きする、観光メインストリート

山鹿豊前街道絵巻(参)・・・有働自轉車

 有働家の裏庭での餅つきが終わり、さてさて、餡餅を作ることに。既に、胡桃より少々小さめに、小豆の餡玉が可愛く丸められていく。餅つきは、男性陣の担当。そして、餅を丸めるのは、女性陣の担当。きな粉も準備万端である。そして、勝手ながら、試食は筆者が担当することになっている。  餅が、親指と人差し指で作った輪っかから、ニュルンとてるてる坊主のように飛び出してくる。流石に、母の手つきは熟練した匠の技。何度やっても、同じ量の餅が飛び出してくる。きっと、火傷しそうに熱々なのだろうと。

山鹿豊前街道絵巻(弍)・・・有働自轉車

 連載第二弾は、『有働自轉車』のご自宅裏庭での餅つきと、餅と餡餅作り。 ▼過去記事から引用  スマホに溜まりに溜まったメールを読んでいると、『有働自轉車』(熊本県山鹿市下町)の息子さんからお礼のメールが2通届いていた。最近はスマホのメールをフル活用していなかったので、大変申し訳なかったが、遅ればせながら、慌てて返信。  天候が悪く、取材予定を組んでいなかったが、手土産持って、国道3号線を北上し、『有働自轉車』へ向かうことにした。  実は、有働家の年末に杵つきの餅が余り

山鹿豊前街道絵巻(壱)・・・有働自轉車

 800年の歴史を誇る湯の街・山鹿市(熊本県)。江戸時代からこの地のメインストリートとして栄えた豊前街道が通っている。その菊池川寄りに『有働自轉車』という大きな看板が目に入ったので、訪ねてみることに。  同店は、90年の歴史ある山鹿名物の自転車屋さんである。初めてお会いしたにも関わらず、ウェルカムの状態にて、お茶やお菓子をご馳走になり、山鹿市内やその周辺について話が尽きず、数時間お邪魔してしまった。  今回は、『有働自轉車』連載の初回となるが、先ずは、店内の奥にとてもレア