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西田親生のAI実験室

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テキスト生成AIや画像生成AIなどのAI実験室として、その活用法を提供するマガジンとして書き綴ります。 ▼西田親生のZOOMセミナー「Well Done」 https://n… もっと読む
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#midjourney

時代は、変わる。

 世の中は、今や生成AIブーム。世の中を変えてしまう生成AIの大御所たる「ChatGPT」に関しては、それを操れなければ、先々、「しまった」、「損した」という人が必ず出てくるに違いない。  その根拠は、生成AIを操れるならば、次世代への波に上手く乗れるのだが、インターネット黎明期と同様に背を向けて仕舞えば、逆に、生成AIに操られてしまう時が必ずやってくるからだ。それでも構わないとなれば、それは多様化の時代であり全く問題はない。

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AI教祖、降臨の恐れあり。

 生成AIがこの世を席巻しつつある中で、筆者なりに懸念するものは、AI教祖の降臨である。  日本人は仏教であったり、神道であったり、キリスト教であったりと、信教の自由には違いないが、時代錯誤でもある宗教戦争を起こしている諸外国と比べれば、平和そのものである。  勿論、旧統一教会のように、弱者を洗脳したり、恐喝して財産を毟り取るような似非宗教も存在するが、元々、現代日本人は無宗教的な人も増えてきているのか、本家の宗教を歴史的に語れる人は少ないようである。  また、自宅に仏

表現力の重要性

 欧米人と会話をして思うことは、目力を伴う表現力が素晴らしい点である。非言語的コミュニケーションが、日本人のそれと比較すると全く異なる。  顔の表情(facial expression)と同時に、体の動き、姿勢、ジェスチャーで感情を伝えるボディーランゲージ(body language)が秀でている。  語りについても抑揚があり、我々熊本人特有の棒読みのようなフラットな話し方は通用しない。兎に角、目力が凄い。顔の各パーツの微妙な動きにより、瞬間的に感情が伝わってくる。  

最近のエッセイをPDF化・・・

 これまで画像マテリアル不足を感じながら、執筆内容のイマジネーションを制限せざるを得ないところがあった。  ところが、ChatGPTやMidjourneyなど生成AIとの出会いにより、執筆+画像生成の新たな流れが生じ、脳内では際限なきイマジネーションが可能となり、取材写真マテリアルと相まってアグレッシブな執筆活動に変わった。 つい先ほど、新たなプロジェクトの参考資料として、数本のエッセイをPDF化して、複合機を使い、コーティング紙に美しく出力した。  人工知能のディー

生成AI(有料版)を利用していない人のプロンプトを無償生成!

 ChatGPT4.0やMidjourneyは有料版だが、画像生成に興味のない方は利用していない可能性は高い。  ただ、体験するだけでも、自分の脳内に浮かべたイメージを生成AIに画像生成させるのも楽しいものである。  よって、このエッセイのコメント欄に、皆さんが描いたイメージを、日本語で書き込んでいただければ、皆さんのプロンプトを生成AIへ渡して、実験的に画像生成の体験(10名様/1人1回)ができればと考える次第。  尚、皆さんのプロンプトで生成された画像についての著作

Midjourney ダイビング生成に四苦八苦

 今回のテーマは、天草(熊本県)の海でのダイビング。素潜りで岩場の伊勢海老やタコ、小魚などをイメージしてプロンプトを詳しく記述したものの、なかなか生成AIに伝わらず、結局、鉾が曲がったり、髪の毛の一部がタコの足になったりと、惨憺たるものだった。  素潜りといっても、ダイビング用のスウェットスーツを指示しているものの、柄物の水着になったり、ゴム性の足ヒレが足と同化して曲がったりと、ネガティブプロンプトが多かった。  また、実写に近いリアリティを出したかったが、どうも3D C

生成AI 誰でも楽々喋れるプロンプト

 生成AI全盛の現在、「note」やその他のSNS上で、先駆者たちがプロンプトを公開し、まるで生成AIの百科事典のように情報を共有しているようだ。  日本ではプロンプトを「呪文」と称することがあるようだが、これは実質的に人間とAIの対話を意味する。かつては、マシン言語を使わない限りコンピュータは何もできない状態であった。  多彩なアプリケーションソフトウェアの開発と共に、OSがパソコンの脳みそにインストールされ、さまざまなアプリがその上で動作し、人とアプリが対話するだけで

Midjourney 京都祇園の舞妓さん

 先日は、Chat GPT DALL-Eで「京都祇園の舞妓さん」の画像生成の実験を繰り返したが、今回は、Midjourneyを用いて、プロンプトはDALL-Eよりそのまま書き込んでみた。  やはり、実写版の画像生成はMidjourneyはお手のものであり、違和感が全くない。ただ、着物や帯の描写を見ると、日本の着物についてのディープラーニング不足は否めない。  前回と同様に、Midjourneyの背景を固定して、ワイド画像から標準画像までを生成し、更に、お遊びにて世界的に有

Midjourney 背景固定で、主人公交代。

 Midjourneyの画像生成レベルが向上し、画面構図やプロンプトが自由自在に操れるようになった。流石に、ChatGPTのDALL-Eと比較すると、特に、実写版のようなリアリスティックな画像生成の場合、かなりの格差がある。  Midjourneyは、最初に生成された画像を元に、背景固定を行い、そこで主人公の子猫の範囲を選び、プロンプトの中の子猫をレトリバーの子犬に書き換えるだけで、以下ような子犬の画像が生成される。  次に、画面上でヒヨコのエリアを広げ、さらに卵をいくつ

雨のニューヨーク(I)

 娘の帰りを待つ母親。雨が降り頻る、ニューヨークのある交差点。車の往来が激しいところだが、母親は傘を持ったまま、今か今かと娘の帰りを待っている。待ち合わせ場所を間違ったのか、娘は雨にずぶ濡れとなり、立たちすくむ・・・。  と、何の意味もなく、Midjourneyを使用してニューヨークの夜のネズミの親子の画像生成をすることにした。  実は、ChatGPTの使用制限を毎日オーバーしてしまい、1時間半とか2時間半待ちとなり、折角、記事に見合った画像生成中にストップが掛かり、ボル

雨のニューヨーク(II)

 ちょいと、Midjourneyに浮気をしてみようかと。  先ほど、「雨のニューヨーク(I)」でネズミの親子のショートストーリーにしたが、今回は、Midjourney上で小技を使って、主人公のネズミさんの周囲を変えてみることにした。  以下の画像の通り。  流石に画像生成AI専門のMidjourneyなので、一つのプロンプトを書き込んで、気に入ったところで固定。背景はそのままで、他のオブジェクトを変更できる点は非常に使い勝手が良い。  絵本などを作るときは、完全に背景

DALL-Eで描けない、淡水シジミとメダカ。

 筆者のプロンプトの不具合もあるかも知れないが、どうしても、DALL-Eでは淡水シジミやメダカがリアルに描けない。  プロンプト内容を微妙に変えてみても、淡水シジミがホタテ貝のような貝殻になったり、メダカは以下の画像のように、ハヤやフナ、金魚とのハーフ、挙げ句の果てにはアジのような姿になっている。  まだまだ、ディープラーニングが足りないようだ。よって、今回のテーマであった「淡水シジミのグリーンウォーター水質浄化機能とメダカ」のテーマが台無しになってしまった。   DA

DALL-Eが描く、「動く、靡く」。

 今回のテーマは、モデルの女性に動きを与え、髪やマントが靡くを生成することである。  コスチュームに関しては、最近AIアイドルのような可愛い系のキャラを真似て、実写版で画像生成することにした。何ともへんてこりんだが、暫し、我慢を。  要は、自然に風に靡くロングヘアやマントができれば言い訳だ。実は、Midjourneyで生成しようかと考えたが、敢えて、ChatGPT DALL-Eを使用した。  思ったよりも、動く、靡くはできたようだが、もっと女性モデルに 表情が欲しいとこ

DALL-Eの実力・・・なかなかのもの

 「2月22日は、猫の日!?」の結びとして、子猫がヒヨコの頭を撫で撫でして「よしよし♪」といった画像生成をChatGPT DALL-Eで実験することにした。  結果は、思った通りの構図と雰囲気が生成できて、正直なところ驚いている。Midjourneyもタジタジとなるような画像になった。Midjourneyと全く同じプロンプトで生成させたが、何の違和感もなく出来上がったようだ。  二人ともモフモフ感があり、互いの好奇心を全開させたものに発展させて行きたいと思うが、今回のCh