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chatGPTのおかげでコードを書けるようになった話

ビジネスサイドの人間でもコードが書ける時代になってるっぽいので私もやってみている所感と是非試してみてほしいというお話です。
インターネットに関わる仕事をしていると自分もコードを書けるようにならないと、と思うことが何度もあったんですが、なんだかんだとやらない理由を作って逃げ回っていました。
chatGPTは日常使いはしてたんですが、プロダクト開発において、どの使い方よりも素人でもコードを書けるようになったことが一番画期的だと思ったので書いてます。


これまで自分でコードを書けなかった理由

これまでコードを書き始めようとしたときに躓いたのが、大きく三点くらいあって
①最初の環境構築がよくわからない
②エンジニアに気軽に聞くのは気が引ける
③周りにプロがいるんだから餅は餅屋に
みたいな理由で書かない&書けてませんでした。(Wordpressのスタイルシートみたいなちょっとしたのは除く)
なんですが、chatGPTに必要な環境の構築についても気軽に聞いたらいけそうだよなー、でもCopilotとかって言うけどエンジニア向けっぽいしどうなんだろ、みたいなことをうっすら思っていました。

以下はそんなことを思っていた私が試したことや感じたことなどです。

環境の構築につまずかなかった

自分達が最近注目しているLLM関連の技術がAI Agentで、よく論文を読んだり試したりしています。
ざっくりいうとchatGPTのようにあれもこれも指示しなくても、目的を伝えればスキルをもったエージェント同士が、必要に応じて対話をしながらタスクを分解、自律的にタスクを遂行していくようなLLM関連の技術群で(ざっくりしすぎて怒られそう)、複数のエージェントの対話を通じたワークフローを試せるツールにAutoGen Studioというものがあります。
マイクロソフトがβ版を提供しているサービスなんですが、触ってみようと思ってページを開き、どこから触れるのかなと思ってみていくとまずはこれしてねと表示されています。

pip install autogenstudio

これまでであれば、あ、これは黒い画面に入力するやつだからエンジニアに依頼しようとなっていたんですが、chatGPTに相談すれば自分でも出来るかなと思い、相談しながら進めてみることにしました。

最近はPowerShellを使ってます

↑内部コマンド、外部コマンドなど、意味は未だにあまりわかってないんですがこんな感じです。(エンジニアの人からするとくそみたいな初歩的なエラーだと思います。)
この後も色んな所で躓きはしたんですが、都度相談をしながら進めると、無事にAutoGen Studioで遊べるようになりました。
生成AI関係でちょっと込み入ったことをしようとしたり、新しいツール(上記のAutoGenや、AIエージェントで話題になったAutoGPTbabyAGIなど)を試そうとすると、ちょっとした環境設定やコードを書く必要が出てくるんですが、少し触るくらいであれば自力で出来るようになってることを実感しています。

スクレイピングが試せた

インターネットの仕事をしているとたまに話題になるスクレイピング。
初めて名前を知ったのはかれこれ10年ほど前で、何となく仕組みは分かっていたけれど自分でやったことはなかったんですが、とある夜中に、もしかして今なら自分もスクレイピング出来たりするのでは?と思い立ち、とあるECサイトの商品名と価格で試してみることにしました。(ひとつの商品URLで1商品分だったのでそこまでご迷惑おかけしていないはず)

BeautifulSoupってどんなスープ

こちらもBeautifulSoupとrequestsというライブラリをインストールするところから始めて、しばらくコードをコピペしたり、VSCodeでpythonファイルを作成編集してターミナルで実行したりした結果、自分の手元の黒い画面上に指定した商品名が表示されたときは感動しました。
一応スクレイピングは勧められていないので下記も貼っておきます。

注意事項
法的な制約: スクレイピングを行う前に、対象となるウェブサイトの利用規約を確認し、スクレイピングが許可されているかどうかを確認してください。また、スクレイピングによってサーバーに過度な負担をかけないように配慮が必要です。

chatGPT

PdM、プロダクトに関わるビジネスサイドは是非お試しを

変化が早く、新しいツールや論文が毎日のように出るこの領域でスピード感を持ってプロダクトを作っていくなら、ビジネスサイドやPdMがエンジニアとある程度同じ理解をした上で議論をしたり、いちいち全部説明してもらう時間を省くためにも、絶対続けた方がいいなと思っています。
また、chatGPTに相談しながら進めれば、素人でもOpenAIのAPIとLINEを繋いだbotみたいなしょぼいプロトタイプを数時間で作って、そいつを使ってユーザーインタビュー、みたいなことが出来るので新しいアイデアを試す速度も上がります。(変なbot自作して試してすぐ撤退しました)
私の場合は自分がエンジニアになる、というビジョンは今のところなく、やっぱり餅は餅屋でエンジニアには頼りっぱなしなんですが、作りたいものややってみたいことがあるけどようわからん、みたいな人にとっては試さない理由がないんじゃないかと思うので是非。
と、何かやってみたいアイデアがある方いれば自分達も色んな方とお話しながらこれからも新しい使い道を考えたいと思ってるので気軽にお声がけくださいー。

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