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すべての仕事が『プロジェクト化』された世界について

今フリーランスが注目を集めていますが、フリーランス=自由ではなく、むしろ不自由になる可能性が高いです。

では、フリーランサーが増えた先にどういう世界が待っているかとなります。
これらは会社員も関係なくありません。

私は普段、企業向けのブランディングをメインにしておりますが、「組織」の硬直化から脱却するために組織や人材配置をこねくり回すのではなく、『プロジェクト化』をいう手段を通して、企業の課題を短期間で解決しつつ、「組織」が抱える課題を解決できています。

今、組織が抱えている問題、日本企業と言っていいですが、ピラミッドの階層が分断化されていていることで、弊害が出ています。

私の原体験を話すと、前職がGMOグループにおり、代表直轄のグループ横断の公募型プロジェクトの2つ入っていて、3年続けた経験があることです。
1つは世界一の社員食堂を作るプロジェクトで、短期間でセルリアンタワーに食堂を作るという実現を経験しております。

『プロジェクト化』は、社内だけでなく、必要に応じて外部ヒューマンリソースをプロジェクトにジョインしております。 外注という関係性だと制作して終わりでなく、最初から携わることで、コミュニケーションコストや、プロジェクトに対する深み、社員にとっても外部の人が入ることで、会社の仕事をしながら、外との接点を濃くもつ事ができます。

『プロジェクト化』が社内にもたらす変化は、1つのプロジェクトだけではなく、会社の仕事を全て『プロジェクト化』することで、ジョインするプロジェクトによって、自分のキャリアを構成する事ができます。

自分で立ち上げることもできます。

『プロジェクト化』により、内部/外部ヒューマンリソースの境がなくなっていきます。 プロジェクトの関わり方も、ビジョンを旗印にして、理念の共感度が強い人が、よりコミュニティの真ん中、薄い人は外側になっていきます。

濃い薄いが、良い悪いではなく、関係性の強さとなります。

もちろんお金がないと、人は食べていけないので、同じ方向性のビジョン、その中で理念に共感して人の中でも、ミッション=社会問題=ニーズが高い/ 難易度が高い/資金が集まるプロジェクトに、ジョインしていきます。

さらに採用も変わります。
今までは『会社』に入って「組織」>「部署」>「職種」>「役割」と、自分がやりたい仕事ができる可能性は低く、アンマッチが発生してやめるケースも多いです。

すべてが『プロジェクト化』されれば「会社に所属」から『プロジェクトにジョイン』になり、会社同じ思いを持った人のコミュニティで、会社はプラットホームになります。

まとめになりますが、すべての仕事が『プロジェクト化』された世界は、社員やフリーランスの概念はなくなり、「1つ企業に所属」から『複数のコミュニティに所属』が、その人アイデンティティになります。


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