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ユニクロの失敗と大戸屋から学ぶ。「広告」は「大量生産/大量消費」時代の古い概念で、「少数生産/少数消費」の時代では『ブランド・メッセージ』が価値になっているについて

これは「大戸屋」の店舗に貼られている『ブランドメッセージ』です。一見多くの人は気にもとめない、このメッセージが重要なのかは、これは「広告」ではなく、ブランディングの、そもそもの背景や思いアイデンティティが入った『ブランドメッセージ』だからです。



1.「安さ」訴求の弊害について
2.なぜ「広告」が時代に合わなくなっているのか?
3.『ブランドメッセージ(広告)』の本当の価値について
伝えたいこと

1.「安さ」訴求の弊害について
最近のユニクロの値上げの失敗も「安さ」訴求で勝負したので、「値上り」によってユニクロ買う理由=アイデンティティ(存在価値)がなくなってしまったことが、大きい要因だと思っています。

逆に「安い広告」安さや便利を訴求する広告を出すと、安いからくるお客が増え、そういう人は、別に安いお店ができたら、安いお店に行ってしまう、ユニクロだからのブランドではなく「安い」から購入するユーザーです。

2.なぜ「広告」が時代に合わなくなっているのか?
「広告」という概念が古くなっている、今の時代と合わなくなっているからです。

広告の時代背景は、大量生産・大量消費の時代は「広告=広く告げる」方法は、看板→瓦版→新聞→ラジオ→テレビと、より5感で伝えられる媒体が普及して、特に情報接点が少ない時代は、プラットホームとしてテレビが大きい影響を持ちました。

ですが、WWWの概念、IT化の普及より、今はスマホを通して、ダレからも情報発信できて、情報を受け取れる時代になっている中、「情報量の増加」×「ユーザー接点の増加」で、複雑になっている中で、どこの企業も『本当の顧客』への届ける方法を模索しています。

3.『ブランドメッセージ(広告)』の本当の価値について
 
「広告」に変わる概念として、注目されているので「ブランド広告」ですが、本質的にブランディングでいう『ブランドメッセージ』です。

大戸屋の『ブランド・メッセージ』も抽象的な言葉で、これで「売上が上がるの?」と言われたらNOです。 このブランド・メッセージの目的は、まずは自分たちからのメッセージであり、そこに共感してくれる『顧客』を見つけれるためだからです。

ブランドが持つ『思い』に共感してくれる顧客は、「安さ」だけでなく、『ブランド=思い』に共感してくれるので、多少高くなったとしても、ブランドから購入する事が選択します。 特に『ビジョン』に共感している場合は、商品の購入が、ビジョンに近づく事になります。

伝えたいこと
伝えたいことは、「情報量の増加」×「ユーザー接点の増加」、さらに少子化の時代は、短期的にたくさんではなく、長く使い続けてくれる顧客『ロイヤルカスタマー』の潜在顧客を探し、共に成長していくストーリーが大事になっています。

むかし懐かしい
駅前食堂五十円食堂として、
スタートした私達です。(昭和三十三年)
「かあさんの手作り料理をお値打ち価格でお客様に」を、
愛言葉に・・・
「かぁさんおなかすいたよう」
こんな言葉に
こんな心に
こたえたい。

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