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自主連載の作り方

自主連載してるマンガの「しっぽと恋心」は今はのとこ登場人物が2人しかいません。
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主人公2人以外にもまだ出てきてないキャラがいるんですけど、基本はメイン2人だけと決めて描いてます。
週一で投稿出来る内容を、と考えてまず作画に時間かけないのと(ていうか私の画力だとかけれない)、登場人物を増やさないこと、1話にワンシチュエーションで4〜5Pで終わる内容、と決めて始めました。
実際、めちゃくちゃやりやすくて、この2人しか出てこないっていう作りかた良いなーと思ってます。

大学生男女2人がとにかくくっつくまでの話し、というざっくりとしたプロットだけ決めて、キャラ設定を60%くらい決める。40%は動かしながら発見していきます。あと、パッと浮かんだシーン、これだけは絶対に描きたいシーンていうのを考えます。
そしたらシチュエーションは結構楽に出てくる感じ。ストーリーはシチュエーションの積み重ねで出来るものなので、決めたプロットとズレないようにコントロールします。
この時にシチュエーションやシーンが上手くストーリーとして機能せずになんかマンガ全体の流れがしっくり来ない場合は、多分キャラの深掘りが出来てなくて、設定の為にキャラを動かしたりしてしまうからかな、と思っています。
なんか違和感を感じたら、またキャラに戻って、このキャラがなぜこう動くのかまたは動かないのか考えます。この違和感、ていうのは本当にごまかしが効かなくて、作者が感じる違和感は読み手は10倍感じる違和感だと思うのですっ飛ばしてはダメです。

メモ帳に1話ずつのざっくりした内容、描きたいシーンを書き出してます。


実際の作業では、テキストネームを先に描くことで、ネームが早くなりました。以前はネームからいきなり始める派だったんですが、このテキストネームからネームに入ると迷わずにネームが出来たので、なんで今までやってなかったんだろう…と。そこからさらに演出をつけて内容を膨らましたり削ったりします。

順番をまとめると、
プロット→キャラ→シチュエーション•シーン→テキストネーム→ネーム→作画

今回の自主連載に限らないマンガの作り方として、逆にシーンから先にプロットが出来ることもあるので、その辺は順不同です。描きたい設定やシーン、シチュエーションだけが先に浮かんでも、それに繋がるキャラがどうしても浮かばない場合はだいたい諦めたほうがいいと思ってます。どうしてもなのでそこはいかに粘って考えられるかも大事な気はしますが。
もったいない精神が働きますが、先に言った違和感の原因にもなります。(何回も失敗しましたし、現在してます。)思いついたアイデアは他で再利用がいくらでも効くので無駄にはならないです。
あと、私はあまりモノローグを使って設定および感情の説明をしないように、というのを心がけています。出来るだけシチュエーションのなかで済ませられるのが自分なりのベストで、モノローグはここぞというときに使って効くようなのが好みです。(出来てないことも多々ありますが…)
でも、感情の流れをめちゃくちゃ説明してるモノローグがあっても面白いマンガは多いので、そこは色々挑戦したいなぁと思っています。

何回かnoteで自主連載に挑戦したけど続かなかったから、今回は自分にとって色々と発見の多いやり方が出来てるかなと思っています。
物語の作り方は千差万別だと思うので私なりのやり方です。
最近はプロアマ問わずどんな漫画も絵も内容もレベルがめちゃくちゃ高くて結構凹みますが、自分の漫画を自分が面白いって何回読んでも思えたらそれで良しとしています。正解は自分にしかないから。

雑誌投稿者だった時は32Pの読み切り用のマンガばっかり作っていたので、連載ってめっちゃ楽しいです。これが終わったらまた同じ方法でなにか連載したいなーと思いますが、改めてマンガ描くの楽しい!って感じるこの頃です。

創作して感じたこと、自分なりの創作方法の一つを備忘録として書きました。

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