【歌詞#19】ハルカカナタ/HARUKAKANATA

夕方５時のチャイム鳴る
いい子はおうちに帰るんだ　ご飯のにおい漂う
駐輪場の片隅に　あの日のあの子が見えた
今はママなんてね

移りゆく未来と　置いてけぼりの記憶は
いつでも　儚さを知っている

ばいばい　もう帰れない日に
チグハグな今を繋いだ
曖昧な空白ばかり　ぼんやりと浮かぶんだ
遥か彼方

遠くなった草木のにおい
あんな近くにいたのに　今は目も合わない

これからのことなら　だいたい予想がつく
何度も　レールから落ちてゆく

ばいばい　もう選べない日に
泡のような今を繋いだ
曖昧な空白ばかり　ぼんやりと浮かぶんだ

砂の城へ　水をそっとかけ
固めて　積み上げる
誰にも負けない　いちばんの
誰も追いつけないくらいに　高くしたい
５時のチャイムが過ぎたって

ばいばい　もう帰れない日に
チグハグな今を繋いだ
曖昧な空白ばかり　ぼんやりと浮かぶんだ
ばいばい　今日も同じように
陽はまた昇り沈んでゆくね
ばいばい　もう戻れない日は
瞬きの合間に　遥か彼方