【ふたこと日記】出直しピアノ
30代最後の歳にして、23年8月より息子の通うオンラインピアノ教室にて25年ぶりにピアノを再開しました。
先生に自分のレベル感を伝えるため、
私が子供の頃どんなレッスンを受けてきたか、
当時の教本と合わせてお伝えしました。
■当時の教本
ハノン
ツェルニー30番
バッハ インベンション
バイエル→ソナチネ→ソナタ
※コンクール期間はコンクール向けの曲にかかりきり
思い切って正式にレッスンをお願いする以前に、独学で格闘していたのが「ラフマニノフ 楽興の時第4番」(音数も多く難易度の高い曲)でした。
なんとか物理的に音は拾えるようになったものの、譜読みからここまで到達するのに1年ぐらいかかっていることも併せてお伝えしました。
先生からのご助言は、年単位で習得が必要なレベルの曲に取り組むスタイルから脱却し、小品を複数音楽的に仕上げていくこと。
また仕事をしながらの趣味のピアノですから、曲の中で必要なテクニック習得していきましょうというものでした。
紹介いただいた曲集は以下の通り。
ショパン ノクターン集
ショパン ワルツ集
メンデルスゾーン 無言歌集
ブラームス op.117-119
ギロック 抒情小曲集
シューマン 幻想小曲集
ドビュッシー 子供の領分
ドビュッシー 前奏曲集第1 集
曰く、私の当時のレッスンスタイルは近年は否定されていて、
「コンクール」で勝敗を競うために指がいかに早く動きミスタッチが少ないかが音楽の優劣の指標であると植え付け、
また多くの作品に触れ楽しむことを軽視したものであるということです。
無意識ながら私の選曲も「人にテクニックを評価されたい」「人にすごいって言われたい」が前提となっていたのかもしれません。
曲集リストを頂いていから色々音源を聞きつ悩んでいましたが、
子供の頃の先生の選曲はロマン派中心で、一方でドビュッシーやラヴェルに憧れていたエピソードから「子供の領分」に決まりました。
「小学生が弾く曲集」なイメージもあり実はちょっとショックもあったのですが(実際は全く簡単ではありませんでした)、いくつになっても新しい曲集をもらうのはワクワクするものでした。
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