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雪の音

ふんわりとしたやわらかな雪を踏みしめる感覚。
転ばないように慎重に足を運ばせながら、じゃりじゃり、しゃりしゃりと微細な音が雪の中で踊っていた。

昨日は雪がしんしんと降りしきり、いつもの世界が灰色になった。
なんだか一日憂鬱で、雪国独特の寂寥感を感じた。

今日は雲ひとつない澄み渡った空。冬の朝の静謐さ。冷たい冬の朝が広がる中、太陽の光が優しく照らしてくれて、私の感情に優しく寄り添ってくれているようだった。

少し歩いて大通りに出ると、北アルプスが建物の隙間から美しく見えた。
長野にいると本当に山が綺麗で、いつも感動する。
晴れている日は北アルプスが綺麗にみえるから「今日は北アルプスが綺麗だよ。見てね」という会話を必ず家族で交わす。
幸せってこういうことなのかもしれない。


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