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イベントレポート スージー鈴木のレコード研究室vol.15 「スージー鈴木のレコ研’s Bar ~松田聖子『ユートピア』とその周辺」(9月26日(火)開催)

毎度お馴染み「スージー鈴木のレコード研究室」がついにDJイベントを始めました。その名も「スージー鈴木のレコ研’s Bar」。コンセプトは「DJパーティー」。記念すべき第一回は「松田聖子『ユートピア』とその周辺」と題し、名作『ユートピア』をスージーさんの解説と共に美爆音で聴くという、贅沢な内容。いつものイベントスペースを飛び出し、Barスペースで楽しく飲んで、食べて盛り上がりました。

Barというからにはオリジナルカクテルでしょ!ということで、イベントオリジナルカクテル「ユートピア・メディテーション」もご用意。目の前でどんどん注文してくださっている様子に、「今夜のレコ研's Bar、楽しくなるぞ!」と確信しました。

オリジナルカクテル「ユートピア・メディテーション」

そして今回は、私チカチカ・バンビーナがDJデビューした回でもありました。たくさんの方が私のDJタイムからお越し下さって本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

では、早速セットリストから。

チェリーブラッサム/松田聖子

ピーチ・シャーベット/松田聖子
マイアミ午前5時/松田聖子
セイシェルの夕陽/松田聖子
 
探偵物語/薬師丸ひろ子

小さなラブソング/松田聖子
天国のキッス/松田聖子
 
Every Breath You Take /The Police
Rock’n Rouge/松田聖子

ハートをRock/松田聖子
Bye-bye playboy/松田聖子
赤い靴のバレリーナ/松田聖子

ガラスの林檎/松田聖子

秘密の花園/松田聖子
メディテーション/松田聖子

どの曲も歌える!そしてBAROOMの音響の素晴らしさ!小学生の頃、父の友人にダビングしてもらい、擦り切れるほど聴いたカセットテープの音とは大違いです(笑)。

今回聴いた名曲の中から一曲挙げるとすれば、やはり、

マイアミ午前5時

作詞:松本隆/作曲:来生たかお/編曲:大村雅朗

ベースとドラムのイントロが印象的なこの曲。曲紹介で、スージーさんも “口三味線” ならぬ “口(くち)ベース” を交えて解説されていました。
お洒落なサウンドに大人っぽい歌詞。小学生のチカチカは、この曲と「はじめて出逢った瞬間に」曲の世界に引き込まれたのです。一番のお気に入りはBメロ “靴の底には砂がつまって 痛いから”。

マイアミの場所はおろか、恋の “こ” の字も知らない小学生をも魅了したこの曲の魅力は何なのか?改めてこの曲を聴いてみました。なぜ私はBメロが好きなのか、それは。

Bメロが「きゅんメロ進行」

きゅんメロ進行については、我が師匠スージーさんが研究されており、連載記事を書いておられますので、是非ご一読ください。きゅんメロ進行は日本のポップスに頻出するコード進行の一つで、これを聴くとなぜか甘酸っぱい気持ちになるのです。

子供ながらに、このBメロから滲み出る色彩が大好きだったのですが、ポイントはそのコード進行にあったようです。

次回企画決定コーナー

イベント中盤に、お客様の投票(拍手)により、次回の「レコ研’s Bar」で取り上げるアルバムを決定しました。候補は以下の3作品。

・SPACY/山下達郎
・MISSLIM/荒井由実
・Café Bohemia/佐野元春

会場の皆さんの投票の結果、次回の「スージー鈴木のレコ研’s Bar」は

「荒井由実『MISSLIM』とその周辺」

に決定しました!
かなりの接戦でしたが、僅差で『MISSLIM』の勝利となりました。

深まりゆく秋の青山でグラスを傾けながら「旅立つ秋」を味わってみませんか?残席僅かとなっております。お早めにお申し込みくださいませ。

おまけ。
DJチカチカ・バンビーナ:DJタイム セットリスト
今回は、ほぼ1983年リリースの曲を選びました。

前半
I Like It/ DeBarge
Right Here/ Shalamar
素顔のままで/大橋純子
WINDY SUMMER/杏里
Holiday/ Madonna
1-2-3/Gloria Estefan & MIAMI SOUND MACHINE
裸足の季節/松田聖子

後半
密林少女/松田聖子
マンハッタンでブレックファスト/松田聖子
Burning UP/Madonna
Spice of Life/ The Manhattan Transfer
Terra Azul/ Sandra de Sá
Sutis Diferencas/Gal Costa
Naturalmente/Marcos Valle
Faz de Conta(feat. Grupo Azymuth)/Marcos Valle・Celso Fonseca


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