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言霊秘書その11 日本語は50音

水穂伝 328
言霊秘書の中にある水穂伝の最後に、以下の記述がありました。

八百万の沢山の言葉があるが、皆50音から生まれたものである。

千万道(ちよろずのみち)はあっても、50音の法に背くところはない。

皇神の慈しき国、言霊のさきわう国と言い伝えてきたのは、決して強言ではない。

こうして思うに、上代の畏れ多き時代は言うまでもない。延喜天暦の時代までは、書籍も歌も大変盛んで、紀貫之、源順、源氏物語、枕草子も雅で、言霊が幸わっていた。

しかし、俊成は仮名は47文字を出ずと書き、その息子定家はこれを句の上に据えた歌を詠んだ。

時は移ろい、歌に妙なる人は居るけれども、言霊の法則というものは廃れに廃れてしまった。

山口志道は、只ひたすらにこれを嘆き、ついに五十連の音をもって言葉の違いを見定め、言霊の手本を著して水穂伝という。

さあ、古を仰ぐ人々、これを真実に学んで、間違いを正し直したら、八百万のことも分かり、千万道も成し遂げられるだろう。


水穂伝に記載されている大八島国(おおやしま)のカタカナの図には50音が記載されている。そして、確かにア行のイ、エとヤ行のイ、エは若干ではあるが明確に異なっている。ということは太古の昔は両者を使い分けていたということになります。

日本語に纏わる真実のあれこれがこの言霊秘書を学ぶことで、あるいはカタカムナを学ぶことで解明されていくことを心から期待しています。

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