22.8.22の読書
川上未映子『夏物語』文藝春秋、2021年
32-41%(ヨドバシDoly版)
第2部に入っても結局真夏の物語じゃないですか、当たり前だけど、と29度まで下がった最高気温に夏のタイムリミットを感じながら読んでいると、ついにこの本でも初めて夏の終わりに差しかかった。
よし、これで自分の季節が夏っぽくなくなったとしても堂々と読んでいられるぞ、と若干の安堵をおぼえる。しかし問題は本の中ではまた次の夏が来そうなことである。なにせまだ4割くらいしか読んでいないんだ。よしではない。内容的には子供を持つか持たないかとか性的欲求のないひともいるねとかそういう話をしている、それは震災があって数年して震災が徐々に忘れられていく中の出来事のひとつとして、でもある。
『ダ・ヴィンチ』2022年9月号、KADOKAWA
p.188-巻末
「妖怪を通して台湾を知ろう!『[図説]台湾の妖怪伝説』何敬堯」の中で著者が「妖怪のことを考えると、不思議と心が安らぎます」と言っていてすごかったというか、もはやちょっと翻訳を疑った。
『自転車日和』vol.61、辰巳出版、2022年
p.89-巻末
ミニベロ含めEバイクの紹介がすごく増えたなと思う。結局自分も電動アシストのシェアサイクルにしか乗らなくなっているからそれはそうか。一番気になったのはトランスモバイリー ネクスト206。折りたたんで室内置きしてやればサビや汚れをかなり防げそう。
コナリミサト『珈琲いかがでしょう』3、マッグガーデン、2016年
p.165-巻末
シリーズ完結。結局ひとの悩みを見抜く青山の能力は謎のままだったけど、コーヒーがおいしければまあいいんじゃないか。
野田あすか、野田福徳・恭子『CDブック 発達障害のピアニストからの手紙 どうして、まわりとうまくいかないの?』アスコム、2015年
巻頭-p.26
今日の移動中に電車で読むつもりだった本なのだが、思ったより届くのが遅くて帰宅してから読むことに。CD付きの本なんて20年ぶりかもしれない。流しながら導入部分を少し。
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