アップルパイをもういちど

何ヶ月か全然作ってなかったんだけど、2月の終わりになってなんとなく、ダ・ヴィンチの「短歌ください」にまた送ろうかなという感じになってきたので作ってみたら1日1首くらいはできて、作れるもんだな、と思いながらちょっとずつ送り、ちょうど10首になった。3月になってテーマも変わったし、しばらく続けてみることにする。前に鈴木晴香さんが月に20首送っているという話を聞いたので、それを目安にしようかなと思う。載ったらうれしいし、載らなくても未発表作が勝手に増えるからまぁいいかというくらい。最後に載ったものを探してみたらもう4年近く前だったけどまだ単行本化されていない回だった。

「短歌ください」に送っているのはダ・ヴィンチが短歌の専門誌でも文芸誌でもないからというのが大きくて、覚悟を決めてそういう雑誌を買ったりしなくてもわりといろんな人の目に触れやすいのがいいなと思う。そういう意味では岡野さんの連載「岡野大嗣と詠むレッツ短歌!」が地域情報誌のMeetsにあるのもすごくいいし本当は投稿してみたいけど、Regionalと銘打たれている雑誌なのに全然行けない土地に住んでいる自分が送るのも何か違う気がして躊躇している。そんな遠くなのに職場の最寄りの駅ビルの書店には岡野さんの本棚コーナーができていてちょっとおもしろかった。とりあえず「音楽」を買ってゆっくり読んでいる。おすすめされた「うたのしくみ」も買いたいけどまだしばらく本棚あるだろうか。

今日は休みだったけどちょっと散歩に出たくらいでほとんど何もしなかった気がする。晩ごはんだってレトルトカレーだ。そういう少し無力感のある日に日記のようなものを書くととりあえず何かを達したような感じになる。実際にはそんなことは全然ないのだが、でも実際に何かを達することなんて、そうそうあるのか? とも思う。達した気分になるだけでも別にいいのかもしれない。いろんな人の"生きがい"もわりとそういうものなのかも。お昼には近所のスーパーのベーカリーコーナーのアップルパイを食べた。このアップルパイがすごくおいしいことに最近気付いて、これが2度目。やはりおいしかった。好きなものをただ食べるだけでもいいのかもしれなかった。

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