22.8.6の読書

エリーヌ・グリモー著、横道朝子訳『幸せのレッスン』春秋社、2018年
p.84-127

今年もあまり出かける気にならない夏になっているが、この物語を読んで夏のバカンスを追体験できるのは心地よいものがあり、いま読むのにふさわしいと感じる。修道院での出会い、ヴェネツィアでの回想、そして湖畔の宿での集中した、彼女自身を取り戻すための読書。自分がしている読書もそういうものになってくれるだろうか。


『MONOQLO』2022 9月号、晋遊舎
p.123-読了

「土屋礼央の物欲プレゼン」はスマートリモコンの紹介。使ったことはないけど、以前FireTVのリモコンアプリをiPhoneに入れたことがあった。ロック解除→アプリ選択→タップの手順が面倒すぎてすぐに使わなくなってしまった。物理ボタンは偉大。


池辺葵『ブランチライン』4、祥伝社、2022年
p.109-142

再読。岳の小学校時代の鉄棒のシーンで、自分も鉄棒が苦手だったことを思い出した。どんなにがんばっても逆上がりがまったくできなかった。できなかったことはよく覚えているものだ。中学生になってふと、腕の力だけで強引にぶら下がって回ってみたらできた。世の中の問題解決の多くが単純な力技だったりする。


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