NHK短歌入選・佳作まとめ(2023年度)(短歌が載りました32-40)

2023年度は岡野大嗣さんがNHK短歌各月4週目の選者をされたので、友だちに送るような気軽なイメージで投稿していました。
テキストに掲載されたものをまとめておきます。うち2作は入選としていただき、放送でも紹介されました。作品がテレビに出たからといって特になんの反響もないのですが、知り合いに話すとわりと盛り上がっておもしろかったです。

一〇〇メートルあくびリレーの走者たち終わった順に眠ってしまう

5月テーマ「あくび」佳作(NHK短歌2023年7月号,p.83)

四人なら予約しなくていいかもねでもコースならなどと楽しい

6月テーマ「予約」佳作(NHK短歌2023年8月号,p83)

はじめてのライブのあとの打ち上げのともだちたちを忘れずにいる

8月テーマ「ライブ」佳作(NHK短歌2023年10月号,p.89)

それは良い質問ですねほめられてはてなの角度がちょっと得意げ

9月テーマ「?(疑問符)」佳作(NHK短歌2023年11月号,p.83)

バーガーにかじりつくときバーガーの包みにかじりつかれてしまう

10月テーマ「逆転」入選(NHK短歌2023年12月号, p.81)

テレビ1回目。あまり話が盛り上がってなさそうな中、岡野さんがひとりでがんばって「深淵を覗くとき」の話をしてくれました。笑
自分としてはピタゴラスイッチのようなイメージでした。

高速に入っちゃいそうびくびくしながら知らない側道飛ばす

11月テーマ「高速道路」佳作(NHK短歌2024年1月号, p.83)

一人称「私」とするときにだけ心の中で着るタキシード

12月テーマ「着る/脱ぐ」佳作秀歌(NHK短歌2024年2月号, p.84)

今日は何もありませんでしたと書いたとてもたくさんの消しゴムの跡に

1月テーマ「日記」入選一席(NHK短歌2024年3月号, p.83)

テレビ2回目。今回は話が盛り上がっていてほっとしました(気にするところはそこなのか)

飲み干すと注がれつづけてしまうのではんぶんのはんぶ。はんぶんのはんぶ。

3月テーマ「続き」佳作(NHK短歌2024年5月号, p.62)


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