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【分量完備】秋から冬の中華料理50選

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秋と冬が旬の食材を使った本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり20円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ… もっと詳しく
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#中国料理

【分量完備】おうちで中華マガジン - 秋から冬の中華料理50選

【マガジンのご購入は👇👇👇からお願いします】 はじめに久々の新マガジンです!これまでひとつのマガジンには20本のレシピを収録していましたが、今回はなんと50本のレシピを収録しています!しかも、全レシピに分量を完備し、お値段はこれまでと同じ980円です。 ご注意頂きたいのは、50本のレシピ中、30本がマガジン未収録の新作レシピで、残りは「秋から冬の中華料理20選(2021年11月発売)」の収録レシピです。早い話が、「分量完備・レシピ大増強の完全版」とお考えください。 こう

秋から冬の中華料理50選 - 目次

【マガジンのご購入は👇👇👇からお願いします】 種類別に目次にしました。料理名からレシピのリンクへ飛べます。 菜単(レシピ一覧)涼菜(冷菜)生拌茼蒿(生春菊の冷菜) 麻醤菠菜(四川胡麻だれほうれん草) 菠菜花生米(ほうれん草とピーナッツの冷菜) 芥末菠菜(ほうれん草の辛子和え) 葱油蘿蔔絲(千切り大根の葱油和え) 乾隆白菜(胡麻だれ白菜) 熗拌白菜絲(千切り白菜の辛味和え) 芥末墩(白菜の辛子漬け) 白菜拌海蜇絲(白菜とクラゲの冷菜) 涼拌藕絲(千切り蓮根の冷菜) 涼拌茭白

おうちで中華 - 酸菜(白菜の漬物)

北京や東北地方の料理には欠かすことができない酸菜(白菜の漬物)。 日本で白菜の漬物といえば、そのまま食べるのが一般的だが、面白いことに、中国では酸菜をそのまま食べることはまずない。炒めるなり、煮るなり、必ず火を通す。乳酸発酵で生まれた酸味と旨味が料理に奥行きを与え、地味ながらもおびただしく旨い料理が完成するのだ。 酸菜 suāncài食料が乏しかった昔、中国北方において白菜は冬の生命線(というか、冬季唯一の野菜)で、毎日のように酸菜を食べていたという。 大量消費するので

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おうちで中華 - 熗拌白菜絲(千切り白菜の辛味和え)

中華料理には野菜一種で簡単に作れる冷菜がたくさんあって、日々の食卓を彩ってくれる。あれこれ野菜を盛り合わせたサラダもそれはそれで美味しいものだが、野菜一種の味わいをシンプルに味わうのもいいものだ。 ということで、今日の料理は熗拌白菜絲(千切り白菜の辛味和え)だ。 炝拌白菜丝 熗拌白菜絲 qiàngbàn báicàisī「熗拌 qiàngbàn」は、日本だとあまり目にしない調理法だろう。いくつかの意味があるが、今回の用法は「唐辛子や花椒など刺激的な香辛料を油で熱して香りを

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おうちで中華 - 鹹肉白菜粉絲湯(豚の塩漬け干し肉と白菜と春雨のスープ)

上海の冬の風物詩・鹹肉(豚三枚肉の塩漬け干し)。旧暦の12月が仕込み時だから、そろそろ僕も準備にかかるつもりだ。 鹹肉のレシピは「おうちで中華」の超初期に公開して以来、大変な好評を頂いている。大好きな鹹肉の魅力を日本に伝える役割を少しでも果たせているなら、こんなに嬉しいことはない。 まだ作ったことがない人は、今年こそぜひ。皆さんの背中を押すために、鹹肉を使った新たなレシピをご紹介しておきたい。鹹肉白菜粉絲湯(豚の塩漬け干し肉と白菜と春雨のスープ)だ。 鹹肉白菜粉絲湯 咸

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おうちで中華 - 糖醋藕絲(細切り蓮根の甘辛黒酢炒め)

切り方ひとつで野菜の味は変わる。身近な食材ほど、いつもと切り方を変えてみると、ガラッと印象が変わって面白いものだ。 縦に細切りした蓮根の美味しさは、過去にも触れた。シンプルに炒める清炒藕絲(蓮根の細切り炒め)、冷菜に仕立てる涼拌藕絲(千切り蓮根の冷菜)に続き、今回は糖醋藕絲(細切り蓮根の甘辛黒酢炒め)をご紹介したい。 糖醋藕絲 糖醋藕丝 tángcù ǒusī今回の料理は、細切りにした蓮根を炒めたあと、黒酢ダレを炒め合わせる。程よいとろみがなまめかしく照り輝き、食欲をビシ

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おうちで中華 - 洋葱炒羊肉(玉葱と羊肉の炒めもの)

老北京涮羊肉(本格北京式・羊肉しゃぶしゃぶ)をやるために取り寄せた薄切り羊肉が余ったので、洋葱炒羊肉(玉葱と羊肉の炒めもの)を作った。 在庫整理的な気持ちで適当に作ったのだが、7歳我が子が大いに気に入り、「あーうまい!さいこう!これはぜったいにうける!」と言ったので、レシピを書くことにした。ご飯にのせてバクバク食べるといいそうだ(笑)。 洋葱炒羊肉 yángcōng chǎo yángròu薄切りの羊肉と玉葱を醤油味で炒めて、軽いとろみでまとめるだけ。単純な料理だが、確か

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おうちで中華 - 葱油蘿蔔絲(千切り大根の葱油和え)

今日の料理は、旬の大根をたっぷり美味しく食べられるひと皿。簡単で旨すぎる葱油蘿蔔絲(千切り大根の葱油和え)だ。上海周辺の江南地方では、定番の冷菜である。 葱油蘿蔔絲 葱油萝卜丝 cōngyóu luóbosī僕は、江南地方の冷菜が大好きだ。旬の野菜を用い、あれこれ多くの食材や調味料を使わず、シンプルな調理でその野菜の魅力を引き出すものが多いからだ。 今回の料理も、その真骨頂。食材は大根と小葱だけで、味付けも最低限だ。それなのに、ちょっとした工夫で瑞々しいひと皿ができあがる

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おうちで中華 - 蠔煎蛋(海南島式・牡蠣の卵焼き)

今回ご紹介するのは、海南島の港町で知った海鮮料理。中国南方でよく獲れる小ぶりの牡蠣をたっぷり使った蠔煎蛋(海南島式・牡蠣の卵焼き)だ。 牡蠣と卵というと、福建や台湾で人気の蚵仔煎(オアジェン)を思い出す人も多いと思う。僕も大好きだが、あれは材料的にも技術的にも少しハードルが高いので、より簡単で、美味しさは引けを取らないこちらを推す次第。 蠔煎蛋 蚝煎蛋 háojiāndàn福建や台湾の蚵仔煎(オアジェン)は、先に牡蠣を鉄板で焼き付けたあと、卵液を注いでオムレツ状に仕上げて

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おうちで中華 - 砂鍋豆腐(豆腐の土鍋煮込み)

今回は、寒い季節にしみじみと美味しい砂鍋豆腐(豆腐の土鍋煮込み)をご紹介しよう。地域ごと家庭ごとに様々なレシピがある料理だが、僕にとっての砂鍋豆腐は北京留学中、安食堂でよく食べていたものだ。 砂鍋豆腐 砂锅豆腐 shāguō dòufu淡い干し海老の出汁で豆腐、白菜、春雨、椎茸を煮込む。一片の肉すら入らぬシンプルな具。これが中華料理?と思わせるほどあっさりした旨味と味付け。それでいて、満ち足りている。 人によっては味がないと思うほどの薄味だが、食べ進むうちに徐々に心に沁み

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おうちで中華 - 芥末墩児(白菜のからし漬け)

今回ご紹介するのは、北京料理の冷菜。とんでもなく個性的な見た目と味わいだが、それだけに印象深い。北京の冬といえば、すぐに思い浮かぶ料理のひとつだ。その名も、芥末墩児(白菜のからし漬け)。 芥末墩児 芥末墩儿 jièmò dūnrからしをたっぷり溶いた漬け汁に白菜を漬け込む。からしを使う料理自体が中国ではレアなのに、こんな大量に使うのは激レアだ。 当然、泣くほど辛い。だが、実は砂糖も入っていて、その甘さが絶妙のバランスを取る。なんと塩は使わない。不思議な料理もあったものだ。

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おうちで中華 - 蓮藕排骨湯(蓮根と豚スペアリブのスープ)

今回ご紹介するのは、蓮藕排骨湯(蓮根と豚スペアリブのスープ)。秋から冬にかけてのご馳走スープだ。 中国各地で親しまれている料理で、特に蓮根が特産である湖北省の名物料理とされる。湖北省の蓮根は粘り気があって甘いので、僕も中国在住時はよく市場で泥付きのものを買い求めていた。 蓮藕排骨湯 莲藕排骨汤 liánǒu páigǔ tāng蓮根と豚の骨付きスペアリブを一緒に煮込む発想は日本料理にはないものだと思うが、これが実に美味しい。豚スペアリブの旨味と蓮根の甘味が溶け合ったスープ

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おうちで中華 - 老厨白菜(白菜と豚肉と春雨の炒めもの)

かつて月イチ以上の頻度で山東省へ出張していた時期がある。山東料理は日本ではマイナーだが、中国四大料理のひとつに数えられ、四大料理の中でも最も古い歴史を持つ。 ここで「あれ?中国四大料理って、北京料理・上海料理・広東料理・四川料理じゃないの?」と思った方はいるだろうか。実はあれは日本人に分かりやすくした言い方で、北京料理の位置には本来山東料理が入る。北京料理の源流が山東料理なのだ。 その特徴は、地味…って、そんなこと言ったら怒られるけど、醤油や黒酢を多用し、甘さを抑えたキリ

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おうちで中華 - 芥末菠菜(北京式ほうれん草の辛子和え)

まだまだほうれん草が美味しい季節なので、今日は芥末菠菜(ほうれん草の辛子和え)をご紹介したい。 中国全土を見回しても芥子を使う中華料理は多くはないが、北京では比較的よく見かける。この料理も冷菜の定番で、羊肉しゃぶしゃぶを喰らう時などの箸休めとして、よく頼んでいた懐かしのひと皿だ。 芥末菠菜 jièmò bōcàiサッと茹でたほうれん草と辛子ダレで和える。ほうれん草の緑と千切り人参のオレンジの対比が目に鮮やかで、地味ながらも小粋な仕上がりだ。 ツーンとした辛味が実に良いア

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