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【分量完備】秋から冬の中華料理50選

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秋と冬が旬の食材を使った本格中華料理レシピ集です。レシピは単体でも買えますが、マガジンだと1本あたり20円未満と大変お得です!
本場で知った味をそのままに、素人でも作れるシンプルな料理を厳選しています。化学調味料や鶏ガラスープ… もっと詳しく
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#我が家の秘伝レシピ

おうちで中華 - 蘿蔔猪手湯(大根と豚足の煮込みスープ)

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豚足という食材を選んだ時点で反響が減ることは分かっているんだけど、たまにはそういう料理だって作りたくなるんですよってことで、今回の料理は、蘿蔔猪手湯(大根と豚足の煮込みスープ)だ。 豚足という食材に手ごわいイメージをお持ちの方も多いかもしれないが、一度茹でこぼしてから使えばいいだけなので、特に厄介な食材ではない。冷凍ものでもいいので、是非一度お試しいただきたい。 蘿蔔猪手湯 萝卜猪手汤 luóbo zhūshǒu tāngやることは単純で、茹でこぼした豚足と大根をコトコト

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おうちで中華 - 熗拌白菜絲(千切り白菜の辛味和え)

中華料理には野菜一種で簡単に作れる冷菜がたくさんあって、日々の食卓を彩ってくれる。あれこれ野菜を盛り合わせたサラダもそれはそれで美味しいものだが、野菜一種の味わいをシンプルに味わうのもいいものだ。 ということで、今日の料理は熗拌白菜絲(千切り白菜の辛味和え)だ。 炝拌白菜丝 熗拌白菜絲 qiàngbàn báicàisī「熗拌 qiàngbàn」は、日本だとあまり目にしない調理法だろう。いくつかの意味があるが、今回の用法は「唐辛子や花椒など刺激的な香辛料を油で熱して香りを

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おうちで中華 - 肉末蒸豆腐(甘辛豚ひき肉の蒸し豆腐)

今回ご紹介する肉末蒸豆腐(甘辛豚ひき肉の蒸し豆腐)は、簡単さと美味しさが反比例している。つまりは、むちゃむちゃ簡単なのにむちゃむちゃ美味しい。 ザ・家庭料理なのでレストランで見かけることはまずないが、いざ作って食べてみれば、「こんなに簡単でこんなに美味しくなるの!?」という驚きが身体を突き抜けるはずだ。 肉末蒸豆腐 ròumò zhēng dòufuほら、見た目からして美味しそうでしょ。ひき肉を炒めて豆腐の上にのせて蒸すだけだが、皿に溜まったスープと共にひき肉と豆腐をレン

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おうちで中華 - 鹹肉白菜粉絲湯(豚の塩漬け干し肉と白菜と春雨のスープ)

上海の冬の風物詩・鹹肉(豚三枚肉の塩漬け干し)。旧暦の12月が仕込み時だから、そろそろ僕も準備にかかるつもりだ。 鹹肉のレシピは「おうちで中華」の超初期に公開して以来、大変な好評を頂いている。大好きな鹹肉の魅力を日本に伝える役割を少しでも果たせているなら、こんなに嬉しいことはない。 まだ作ったことがない人は、今年こそぜひ。皆さんの背中を押すために、鹹肉を使った新たなレシピをご紹介しておきたい。鹹肉白菜粉絲湯(豚の塩漬け干し肉と白菜と春雨のスープ)だ。 鹹肉白菜粉絲湯 咸

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おうちで中華 - 蘿蔔羊肉湯(大根と羊肉のスープ)

今回の料理は、蘿蔔燉羊肉(大根と羊肉の煮込みスープ)。冬のご馳走だ。 骨付きの羊肉をホロホロになるまで煮込み、その力強い旨味を大根に吸わせる。土鍋から立ち昇る太く豊かな香りによだれが流れ、奥行きのあるスープの旨味に思わず声が出る。 蘿蔔羊肉湯 萝卜羊肉汤 luóbo yángròu tāng中医学で身体を温めるとされている羊肉は冬にぴったりの食材で、羊肉と大根を夢中でかじるうちに身体がポカポカしてくる。 深い土鍋にたっぷり作ると、気分が出る。全部で一時間以上煮込むが、ま

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おうちで中華 - 漬菜粉(白菜の漬物と春雨の炒めもの)

今日は寒い季節に大活躍する炒めものをご紹介しよう。東北地方の家庭料理・漬菜粉(白菜の漬物と春雨の炒めもの)だ。酸菜炒粉条ともいう。 中国北方の冬に欠かせない食材が、酸菜(白菜の漬物)だ。冬は白菜くらいしか野菜がなかった時代は、大きな甕に巨大な白菜を何個も丸ごと放り込み、家の外の凍てつく空気の下で熟成させ、冬の間中食べていたそうだ。 中国の分厚く甘い白菜で作った酸菜は、まさしく地味な滋味。その塩気と旨味と酸味を豚肉と掛け合わせ、春雨にジュワンと吸わせる料理が漬菜粉だ。そんな

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おうちで中華 - 酸菜燉排骨(白菜の漬物と豚スペアリブの春雨煮込み)

今回の料理は、酸菜燉排骨(白菜の漬物と豚スペアリブの春雨煮込み)。中国の東北地方の名物料理で、かの地では冬のご馳走だ。 東北地方の冬に欠かせない酸菜(白菜の漬物)と骨付き豚スペアリブをコトコト煮込む。両者の豊かな旨味が、煮込むことで溶け合っていく。で、その旨味を春雨に吸わせる。そんなの旨いに決まってるではないか。 酸菜燉排骨 酸菜炖排骨 suāncài dùn páigǔむっちりと柔らかく、骨周りまで旨さに溢れたスペアリブ。じゅんわりとして、ほのかな酸味を感じさせる酸菜。

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おうちで中華 - 西芹百合(セロリとゆり根の炒めもの)

ゆり根の季節。大好物なので、スーパーでゆり根を見つけると即座に購入してしまう。 ゆり根と言えば真っ先に思いつく中華料理が、江南地方の名菜・西芹百合(セロリと百合根の炒めもの)だ。セロリとゆり根を炒め合わせるだけの料理だが、二つの食材が互いの魅力を引き立て合って、実に旨い。 西芹百合 xīqín bǎihéパキッとしたセロリとホクホクのゆり根の組み合わせは、最強コンビ。見た目にも瑞々しい緑と白の対比が美しく、人参の赤が華を添える。 「このしろいの、しってるよ。おいしいよね

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おうちで中華 - 鹹鶏蘿蔔湯(鶏の塩漬け干しと大根の煮込みスープ)

上海の春節に欠かすことのできない鹹鶏(鶏の塩漬け干し)。旧暦の12月が仕込み時だから、年が明けたら僕も準備にかかるつもりだ。 咸鶏のレシピは昨年既に公開しており、最もシンプルな食べ方(蒸すだけ)も紹介しているが、作るのに躊躇している人もいるのではないだろうか。「かなり時間がかかる割に、使い道があまりなさそうだよなあ」とか。 そんなあなたに贈りたいのが、今日の料理・鹹鶏蘿蔔湯(鶏の塩漬け干しと大根の煮込みスープ)だ。なんせ鹹鶏と大根を煮込むだけで、極上のスープができあがるの

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おうちで中華 - 清炒藕絲(蓮根の細切り炒め)

切り方ひとつで野菜の味は変わる。身近な食材ほど、いつもと切り方を変えてみると、ガラッと印象が変わって面白いものだ。蓮根を使った今日の料理も、初めて食べたときは本当に驚いた。 その名も、清炒藕絲(蓮根の細切り炒め)。その名の通り、蓮根を縦に細切りして炒めたものだ。 清炒藕絲 清炒藕丝 qīng chǎo ǒu sīそれだけと言えばそれだけなのだが、これが旨い。縦に細切りすることで生まれる軽妙な食感が最大の魅力だ。 炒めるうちに勝手に程よい粘り気が出てきて、彩りのピーマンと

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おうちで中華 - 鹹鶏(鶏の塩漬け干し)

そろそろ春節(旧正月)なので、今日は上海の春節に欠かすことのできない鹹鶏(鶏の塩漬け干し)をご紹介しよう。 鹹鶏 咸鸡 xián jī 一年の中で最も寒さが厳しくなる春節前の一時期に上海のローカル地域を歩くと、奇妙な光景を見ることができる。軒先から外に向かって延びる物干し竿に、洗濯物と並んで、丸鶏や豚肉や魚がぶら下がっているのだ。 それぞれ咸鶏・咸肉・咸魚といい、塩漬けしたあと寒空の下で数週間干すことで完成する保存食だ。失われつつある上海の冬の風物詩である。 しっか

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おうちで中華 - 蒜蓉蒸海蠣子(牡蠣のにんにく蒸し)

最近は地味な野菜料理レシピが続いたので、たまには豪華な料理を紹介しよう。殻付き牡蠣をババンと使った蒜蓉蒸海蠣子(牡蠣のにんにく蒸し)だ。 牡蠣の殻を開いて蒜蓉醤(にんにくだれ)をのせて、蒸す。それだけなのに仕上がりは華やかで、美味しさもスター級。一度作れば定番にしたくなること請け合いだ。 蒜蓉蒸海蠣子 蒜蓉蒸海蛎子 suànróng zhēng hǎilìzi 牡蠣のようにそのまま食べても旨いものをあれこれ味付けする必要はない、と考える方もおられよう。それも一面の真理だ

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おうちで中華 - 葱爆羊肉(白葱と羊肉の炒めもの)

今日は、中国北方の名物料理・葱爆羊肉(白葱と羊肉の炒めもの)をご紹介しよう。北京留学中、何度となく食べた大好きな料理だ。 白葱と羊肉を強火で炒め合わせるだけなのに、これが実に旨い。羊肉の旨味を吸った白葱はトロリと甘くなり、白葱の香りをまとった羊肉もまた旨くなる…という幸せな相乗効果。羊肉のクセに白葱がよく合うのだ。 葱爆羊肉 cōngbào yángròu中華料理の中では珍しく、白葱が主役を張る料理でもある。中国でも薬味としては超多用されるのに、何故かメインの食材としては

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おうちで中華 - 醋溜白菜(白菜の黒酢炒め)

冬真っ盛り。白菜が一番美味しい季節だ。今日は中国北方の家庭料理で、我が家でも定番中の定番である醋溜白菜(白菜の黒酢炒め)をご紹介しよう。 この料理、我が家では「白菜キラー」の異名を持っている。白菜の料理なのに白菜キラーとはおかしな名前ではあるが、要は大量の白菜を簡単に消費できるということだ。半玉は余裕である。 醋溜白菜 cùliū báicài作り方をひと言で言うなら、白菜を黒酢で炒めるだけ。それなのに、何でこんなに旨いのだろう。炒めることで甘く柔らかくなった白菜に、コク

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