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あの日、父は運動会で盛大にこけた

かとうちはる

週末は、子どもたちの保育園の運動会だった。もうずーっと、晴れの日でも体育館の中で開催されている。

運動会の主役は子どもだけど、親子で一緒に出る競技が結構ある。一緒にボールを運んだり、風船を割ったり、時にはかけっこで競争したりもする。

今回は年中の次女がママと一緒に出たい!と言ってくれたので、一緒に親子リレーに参加した。参加するまで全然理解していなかったのだけれど、親VS子どもでリレー対決という種目だった。

年長さんくらいになると、親も本気で走らないと負けちゃうけど、下の学年はハンデが必要ということで親が走っている途中にあるマットの上ででんぐり返りをする必要があった。ちなみに小さな保育園で人数も少ないので、走るのは赤組(親)VS青組(子)というシンプルなレースだった。1対1の対決。

年少さんは走る姿がかわいくて、わ~♡という声が聞こえていたけれど、順番が進み学年が上がっていくにつれて、白熱した真剣勝負になっていく・・・。私にバトンがやってきたときは、次女と同じタイミングだった。バトンを受け取り、次女に遅れないよう走りながらでんぐり返りをして、なんとか後れを取らずに、次の年長さんの親にバトンを渡した。

この時、私はでんぐり返りをしながら、30年以上前の、自分の小学校の運動会を思い出していた。

その時、私の親がまさにリレーに出ていたのだけれど、父は盛大にこけた。しかし、柔道をやっていたので受け身を取りながら回転して、すぐに起き上がり何事もなかったかのように走り出したので、周りからちょっとした歓声が上がっていた。

す、すごい・・・!こけたのに、起き上がりまでのタイミングが早かったから、プラスの印象を与えている!この時、私は悟った。こけても早く立ち上がれば、帳消しになるのだと。むしろプラスになってるんじゃない?

そしてあれから30年生きてきて、さらに学んだのは、こけることよりも、こけるリスクを恐れて何もしない方がリスクだということだ。こけたら気分も落ちるし、それなりに傷つくけれど、できれば定期的に新しい世界に飛び込んで盛大にこけて、くるっと回って立ち上がりたい。その方がたぶんおもしろいし、そんな状況を楽しめる自分でありたい。

ちなみに、この日私はなんとか、でんぐり返りをすることができた。15年以上ずーっとバレーボールをやって、体に染みつくくらい回転レシーブをしているから、体が勝手に動いてくれるのだ。いつまで使えるんだろう、この貯金。

しかし、久しぶりに走って回転してくたくたになったので、体力づくりについて真剣に考えたいと思う今日この頃です。

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かとうちはる

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