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大きめ赤ちゃん?小さめ赤ちゃん③


こんにちは。ちいさなせかいです。

NICUにいるわが子に会いに行く。
緊急帝王切開で生まれた直後に少し触れて以来、はじめての訪室でした。

手を洗い、消毒をし。
わが子のいる保育器まで行きます。
担当看護師さんが丁寧に説明してくれます。

わが子に触れる前に、もう一度消毒し、保育器を開けます。
そして、恐る恐る、触れる…
手足も細くて、触ったら壊れそうで。

そーっと触れる。
鼓動が伝わってくる。
じんわり温かい。
モニターの数字を気にしながら…
生命に触れた瞬間でした。
涙が流れてきて、静かに泣きました。

まだ、「可愛い」という感覚は持てなかったけど、小さくて、壊れそうで、「とても大切だな」と思いました。

母である私が入院中は、24時間いつでも来ていいよと言われて。
それからは、毎日1〜2回は訪室してました。
カンガルーケアをしたり、哺乳瓶で母乳をあげたり。
日に日に元気に、たくましく育っていくわが子に元気付けられ、救われました。

わが子の担当の看護師さんが、とても元気でチャーミングな方で。
気持ちが沈んでいた私は、わが子に会いに行って担当看護師さんと話すことで、わが子の変化やちょっと笑っちゃうエピソードを聞いて元気になれました。
私がしっかりしなきゃな、と。

NICUでは、毎日の様子をまとめた日記をつけてくれていて、退院時に持たせてくれました。
大切な宝物になりました。
出生して約1ヶ月の入院を経て、無事に退院となりました。

小さめ赤ちゃんだったわが子。
退院時は3,000gを超えていて、喜びもひとしおでした。

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