2023年10月の日記
10月1日
今シーズン初、長袖1枚で外に出た。お気に入りの白ロンTを着たのに、仕事中に派手に汚してしまった。もうヨレヨレだったので仕方ないと言い聞かせ、部屋着に回すことにする。
10月2日
制作発表の段階、キャストが決まる前からこんなに楽しみだったのはブギウギが初めてかもしれない。今日は1日東京ブギウギを口ずさんでいた。そして毎日中納良恵さんの声が聞けるのがとても嬉しい。
10月3日
少し前まで朝日は白かったけど、今日は黄色よりのオレンジ。こうして紫になったり紺になったりして、これからの早朝は夜みたいになるのだろう。
10月4日
かゆいところに手が届くみたいな人になりたい。
10月5日
ご自由にどうぞと書かれた、頂き物のチョコの前で仕事をしていたため、いろんな人がもらいまーすと声をかけていくのが何だかおかしかった。私が買ってきたわけでもないのに。やさしい。
10月6日
湯船のお湯がすぐぬるくなった。もうそんな季節。寝具も徐々にもこもこしていく。
10月7日
男子バレー、舞い踊っているような美しさがある。四方八方から人が跳び、ふわりと降り立つ。その動きに反して、撃ち込まれた球はものすごく速い。いつもそのギャップに見惚れてしまう。オリンピックという大舞台でも日本チームのバレーが見られることが決まって嬉しい。
10月8日
同窓会の出欠を返事できずにいる。毎日を生きるのに必死すぎて、学生時代の出来事とか、毎日顔を合わせていた子のあだ名とか、どんな風に言葉を交わしていたかとか、過去のことを思い出せなくなってきている。コロナ禍で旧友と会っていない時期が変に長かったせいか、学生時代の友達はもう過去の人という感覚がある。実際それまで毎日話していたのに、卒業以来会っていないという人が結構いる。何となく、思い出は思い出でとっておきたいという気持ちと、純粋に参加してみたいかもという気持ちと、行っても行かなくても孤独を感じそうだという気持ち、どれもある。そんなことに思いを馳せていたら幼馴染に呼び出され、親になるという報告を受けた。驚きと嬉しさがごちゃ混ぜになり、手を叩いて笑った。昔から変わりないテンションで接しているし、学生時代の友達とはなんか違う、いつまでも変わらない関係だと思っているけど、強烈に時の流れと環境の変化を感じた出来事だった。新しい命の誕生を心待ちにしながら日々を過ごせるのは結構いいものではないかと、既に思っている。元気に生まれてきてくれよ。
10月9日
クリープハイプの曲たちが私の人生の栞になっている。ライブで聴いたら、リリースされた時や聴き込んだ日々のことを思い出す。あまりにも大切な曲が多すぎて、これだけ長い間クリープハイプを好きで居続けていることとクリープハイプがバンドを続けていることを本当に幸せに思った。ふっと肩の力を抜いてくれるような、息がしやすくなるような時間だった。
10月10日
10月生まれの人が周りに多い。誕生日プレゼントをネット注文して、ついでに自分の分も買うやつをした。
10月11日
慣れない作業続きで頭も体もぎゅーっと縮こまってゆく。作業終わりでTempalayのあびばのんのんを聴いたら、湯船に浸かって背中がほぐれる時と同じ感覚になった。聴くお風呂。
10月12日
金木犀の匂い今年初観測。自転車に乗りながら、住宅街の交差点で
10月13日
今日の朝はグレーのような青と薄い桃のグラデーション。
10月14日
バナナ、海老と帆立の醤油バターパスタ、ハンバーグ弁当、ロールケーキ、2種類のピザ、ミートドリア、紅茶のケーキ。
10月15日
andymoriの16が今の自分にとって子守唄のようになっている。寝っ転がりながら口ずさんだりする。小山田壮平さんの新しいアーティスト写真は、柔らかい光を可視化出来ていてとても好き。光を感じられるような写真が好き。
10月16日
ワイヤレスイヤホンを無くした(10ヶ月ぶり3回目、今回はケースごと)。どうすればお前は無くさないのかという議題で家族会議が開かれ、イヤホンと携帯は肌身離さず持ち歩けという結論になり、新しいイヤホンとカラビナ付きのケースを買った、それが今日届いた。荷物受け取りロッカーを初めて使ったため、イヤホンだけを持って帰りケースを受け取り忘れるという凡ミスを犯したが、無事どちらも手元に届いた。今日からイヤホンと携帯をぶら下げて生きる人間になる。
10月17日
百均のシール・マスキングテープコーナーには絶対目に見えない引力があると思う。吸い寄せられるように見入ってしまい、2つだけとってレジに行った。
10月18日
電車に乗ると修学旅行っぽい団体がいて、1人の男の子がみんなの会話の中に入りながらもずっと文庫本を手に持っていた。周りも、お前また本読んでる!と茶化すものの止めはせず。たまに会話に入りながらもページをめくる気配はあって、いつもこんな感じなのかと感心した。
10月19日
次の日に思いを馳せながら着る服を決めた。お気に入りの、ふんわりした生地のワンピース。
10月20日
恵文社のトナカイさんの展示に足を運んだ。地球通信を読み続け、ずっと会いたかった人。展示を一周じっくり見て、作品集を買って鞄に入れているとトナカイさんの方から声をかけてくださって、しばらく話し込んだ。とても贅沢な時間だった。あまりに何でも話しやすすぎて、展示の感想よりも世間話を多くしてしまって、ずっと前からこうして喋ってきたような、不思議な感覚になった。帰り道、恵文社で買った本と作品集でずっしり重くなった鞄を抱え、話したことや見た写真を頭の中で反芻していると自然と目頭が熱くなってきて、叡電に揺られながら少し泣いた。
10月21日
祖母が「あの雲、鯨みたい」と言うので写真を撮ってLINEで送った。私や身の回りの人に聞きながらではあるものの、LINEやスマホを使いこなし、趣味が多いため「毎日時間が足りない」という祖母、好きなものに真摯に向き合うところはいつも見習いたいと思っている。
10月22日
大きい鍋で味噌汁を作れる季節がやってきた。冷蔵庫に入れなくても腐らないっていい。大鍋で作った方が山盛りの具材から沢山出汁が出て、美味しい気がする。
10月23日
母にご飯炊けたよと電話したら、スイッチ入れるタイミングでこっちから連絡しようと思ってたのに…と言われ、ごはん炊けちゃった…とその場に立ち尽くす女になってしまった。そのショックのあまり炊飯器を開けっぱなしで立ち去るという最悪の展開を引き起こす。
10月24日
丸源ラーメンの最適解は、野菜ラーメンにどっかんねぎトッピングかもしれない。
10月25日
ここ最近ずっとネットニュースに心を乱されていたが、ようやく出口が見えた気がした。
10月26日
金魚公園。チケットを取った日から生で見るのを楽しみにしていた。去年の公演には足を運べず、ずっと生で観てみたいと思っていた。jABBKLABの中でも特に好きな曲を、全く違う振り付けで見ることができて感無量だった。エンディングで全員が舞台に上がり、弾けんばかりの笑顔で踊る人も、泣きながら手を振る人もいて、あの1曲でこのチームの芯のような部分を見れた気がする。
10月27日
久しぶりにのる路線からの風景が変わらぬことに安心した日
10月28日
家に出る前、無くしたと思ったイヤホンが衣類を収納している袋から出てくる。ケースに両耳とも収納されている状態で出現。どういうはずみでそこに入ったのか全く思い出せないが、もう新しいイヤホンを使い慣れてきたのでしばらくこのままいかせてもらう。
普段チーズフォンデュに魚介は使わないけれど、友人の家で初めてエビフォンデュ。美味しい。パンとの相性も良い。
10月29日
良かれと思ってやったことが全て裏目に出てしまいすごく落ち込む。その後の仕事に集中できず潔く退勤。
10月30日
前日の落ち込みを引きずっているのか体調の問題かわからないけど上手く動けない日。家で最低限の仕事をしてあとは泥のように寝た。夜、急に思い立って棚1つ分整理した。ずっと箱に入れっぱなしだった本たちの背表紙を眺めて満足。
10月31日
裏起毛のスウェットを着て過ごす。ここ2日分を取り返すようにモリモリ働く。ハロウィンらしいことは何もしていないが、職場の人にもらったわさび味のじゃがりこが美味しかった。
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