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朗読×クリスタルボウルコラボへの挑戦 その2

先日終えた朗読ライブ「人魚姫」

このライブに向けていろいろと自分の中で勉強になったなぁと思うことを記しておきたいと思います。

人魚姫のオリジナルストーリーの朗読にクリスタルボウルの演奏を合わせるという、そこにピアノの演奏と歌を加える3人のコラボレーション。

企画段階の最初は、朗読とクリスタルボウルを合わせるという話でした。クリスタルボウルというのは、ドレミファソラシドの一応音階があるんですけど、曲を演奏するという感じではないのです。

なぜならば音の反響音が長く、メロディを奏でるというのにはあまり向いていない楽器。

BGM的に鳴らしてみようかと思いましたが何より、ずっと演奏していたら、ただただ「睡魔」がやってきてしまう。まあこれは自然な流れなので、眠くなっても全然いいのですが。

それくらい究極のリラックス状態で心地よい優しい朗読を聴く機会なんてないですから、そこに変化を起こすピアノと歌声がプラスされ、素敵なステージが仕上がっていったわけです。

企画の面白さ、わくわく感、期待しかなかったのですが、正直、私は大人数の前でクリスタルボウルを演奏したことがなく

どれくらいの規模で、どれくらいの音の反響があって、朗読やピアノのマイクに合わせると果たしてクリスタルボウルの音量はどれくらい必要なのか?

未知数ってこういうことなのか。
わからないことばかりでして毎回実験している感覚。

そもそも、クリスタルボウルで注視したいのは、『音量』というよりも、『波動』の方の調整が必要だと気づいたのが数週間前。「音の波」がいったいどれくらい届いているのかを体感したいことに気づきました。

そしてこの「音の波」は一定ではなく、観客の皆さんの反応によって変化する。気持ちよいのかそうでないのか。

というとても個人的な感覚に委ねられるわけで、これまた「コレ」っていう正解があるはずもない。その日のコンディションにもよるし、もっと深い心の奥深くに届くケースもあります。

本当に計り知れないのです。

しかも、演奏しているステージの上と、客席の一番奥だと響いている感覚が私にはわからない。「どう?聴こえてる?」「どんなふうに感じる?」と感覚でのやりとりしかできなくて、、、

実際にリハーサルを動画収録したものを聞いていると、マイクに負けている気もする。でもこれはマイクだから実際とは異なるなず。

じゃあどうする? もうみんなの肌感覚に頼るしかないわけです。

さらに、朗読ライブなので台本があります。
効果音的に音を入れるポイントに関してはそのタイミングが大事。ではあるのですが、そこが気になり台本にフォーカスしてしまう。

私がその場で感じてその場の感覚でセッションできてなかったということ。もう直前に反省点がいっぱいでした。最初に言葉と音と波動のコラボにワクワクした感覚をどこかに置き忘れてきてしまっていました。

きちんとこなす。
これが沁みついているワタシは、忠実なまでに忠実にこだわる。
決まっていると安心する。
だって台本ってまさに安心感の塊。

客観的に動画で見た時に
「私、なんでこれやってるんだっけ?」
「楽しめてる?楽しんでる?」
緊張していてガチガチなのではなくて、ただ音やおふたりやその場の波動を感じられていない。

そうじゃないやん。

って気づいてそこから意識したんですけど、個人練習たくさんしたからできるものんじゃないんですよね。だって、セッションだから。
だから、当日の雰囲気を想像力全開で練習しました。

しかしですね。やはり、本番は全く違いました。

観客の皆さんから受け取る期待感のエネルギーもすごいし、会場全体の空気に吸収されるのではなくて、波動と波動が共鳴してた感じ。エネルギーの渦がすごかったです。

毎回毎回違う仕上がりのステージって面白い。

「朗読ライブ」というのは、自分の中にある真っ白なキャンバスに自分の思い通りにその世界観を描いていける。

演者だけではなくて、観客の皆さんの想いやパワーやエネルギーも一緒にコラボレーションされて完成するステージ

受け取る感覚がそれぞれ違うから、それに対しての感想も違う。

そこには不正解はなくて、全部正解。
って考えたら、なんて素敵な時間をすごさせていただいたんだろうかと。

クリスタルボウルをはじめて生で聴いた方にあるのは、「戸惑い」に近いはじめましての感覚にドキドキする感じでしょうか。

最初から気持ちよく感じてくださるからもいるでしょうし、なんだか気持ち悪い感じになってしまう方もいるでしょう。

それもまるっと含めて不思議な感覚に連れて行ってくれる。私はそこに魅力を感じて今一緒にボウルたちと過ごしていることに改めて気づかされました。

感覚は人それぞれ。

どうしてもすぐ「良し悪し」で捉えがち。
だけどそうじゃない。
そこにフォーカスしがちな私にそうじゃない世界を認める、怖がらないことが大切なんだということ。

そこと結構向き合えた月間だったのではないかと思います。
とはいえ、まだまだですけどね

どうすれば、どうすることで楽しめるのか。そこにいつも立ち戻れるようになってきた感じがします。
それを忘れないように翌日にスタエフでもしゃべっております。

感じる
まとめる
書く
しゃべる
編集する
世に放つ

まあまあフル回転でやってるのですが、これをやっておくと次にチャンスが来た時に迷わずにすぐに手を挙げることができる。

そう信じて次の野望へと突き進んでいきたいと思います。

ボウルたちといろんな感動を味わいます

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