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【2023/1,8】ブリヂストンのV字回復

経営者が語る「圧倒的なやり抜く力」の正体

経営者はどこか自分勝手のように見えて、常に会社全体を見ている。ミクロの視点とマクロの視点を行き来するのが得意なのか、非常にシームレスにやっている人が多い印象だ。私のような一般会社員からすると「自由人」と皮肉りたいですが、一貫性ある柔軟な思考とやり抜く強靭な体力が必要な役職だな、と思う。というわけでー、会社組織のトップが何をどう判断し、決断しているかっていう記事。

ブリヂストン石橋秀一CEO

正直に言うと、ブリヂストンはタイヤ製造メーカーぐらいの知識しかなかった。しかし記事の導入の掴みはバッチリだった!

石橋氏は2020年3月にCEOに就任。2020年12月期に69年ぶりの最終赤字に転落した。そこから2年。2022年12月期は売上高で初の4兆円を超え、最終損益は2600億円の黒字を見込む(22年11月時点)まで復活。

企業は劇的な成長痛を伴って更にステージを上げていく=V字回復と呼ばれる。結果だけみたら最初から本気出せばいーじゃん、と思うが組織が大きいと会社全体がゴロンと転ぶまで「転ぶこと」を意識しない人が多い。そんな会社の危機に歯止めをかけた石橋氏のコメントから学びがある。以下、3つ項目を同時に行うことが重要だそうだ。

  • 課題を先送りにしない

  • 実行と結果にこだわる

  • 将来への布石を打つ

簡単に言うけど、全部難しい。具体的に何をしたのか?ってのが気になるけれど、壮絶な出来事ばかりで本が1冊できるレベルだと思った。

世界の工場4割を閉鎖、8000人を転籍、商品の大幅値上げ、構造改革の実行と結果、利益の質と量を追い求めた。

「課題を先送りにしない」なんて名言じみた綺麗事じゃない。赤字転落は稼ぎより費用が超えている、その問題を解決するためにやり切った。私は会社員だから8000人の転籍側の身になって考えると、非常に生活が苦しいし絶望を覚える、しかし自分たちの実力不足だと納得も出来る。


会社が赤字になる(赤字になりそうな)とき、胆識が問われる。言葉だけの人なのか、行動力と結果を求める人なのか、極限状態だからこそ真の実力が見える。年明けから、グッと引き締まる思いだ。スタバでも飲みに行こう。

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