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【2023/1,5】日本電産会長CEO永守重信氏 編集長インタビュー


日経ビジネスの編集長インタビュー記事

日経ビジネスを読んでいて、編集長インタビュー記事が一番の肝だ。ほかの記事よりも深掘りされているし、普通の会社員からはかなり距離がある歴戦の経営者がインタビューに答えることが多い。まずはこの記事だけでも読む価値はある。ってなわけで、今回は日本電産会長CEOの永守重信氏。日本電産ってなに?ってところは特に説明されてない。私が無知なだけだ・・

日本電産は、精密小型から超大型まで「世界No. 1の総合モータメーカー」です。 モータ事業を中心に、その周辺機器へと製品領域を拡大。 「回るもの、動くもの」に特化した「総合モーターメーカー」から、モータ応用製品・ソリューションまでを提供する「グローバル総合電機メーカー」を目指しています。車載分野や家電、ロボット、医療、IoTなど。売上高約2兆円、世界45か国、約330社ある。
ネット調べ

記事の本題は「社長後継者問題」経営者に求められる能力を的確に言語化していた。

内容については記事を直接読んで頂くとして、中でも私に響いてしっかり自身の仕事にも意識していく必要がある言葉を抜粋する。

  • リーダーシップ
    業績に対する責任をたんとしても果たそうとする。経営者としての覚悟と責任感。失敗しても絶対に逃げない、逃げなければ力は付きます。

  • 井戸掘り経営
    土を掘れば水がでる。しかし出てきた水を汲み上げなければ、新しい水が出てこない。アイディアも同じ、常にくみ上げ続けることが必要。

  • 千切り経営
    解決が困難に思える問題でも、とにかく小さく切り刻んで対処していけば、問題を解く糸口が見つかるという考え方。

創業者の言う必ずやり抜く文化は本当に伝わるのか?

企業は当然創業者が必ず存在する。記事を読んで、一番ひっかかったのが、必ずやり抜く文化を次期社長にも継承したいという事だった。よく創業者が成功した理由に諦めなかったと言いがちだが、諦めないというのと退路がないから進むしかないというのではニュアンスが違う。大抵の場合、退路がない。

次期社長は創業家の出身でない場合、理性が働く。人生のすべてを賭けて、退路を断ちやり抜くことはしない。理性的責任感があるため社員を守り抜く必要を感じる。つまり、創業者の定義している「やり抜く」というのが創業家以外の他人に引き継げるとは思わない。失敗したら潰れてもいいと思える創業家のご子息かご令嬢しか引き継げないんじゃないの?と思ってしまう。


2023年4月1日に会社名を日本電産株式会社からニデック株式会社に変更する。人財、商財、金財を軸に会社のビジョンを達成し、さらなる飛躍ができるか注目したい。

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