見出し画像

売上に関わる広報の仕事

回転寿司で客の迷惑行為から、売上に繋げる

スロシーは客の迷惑行為により「衛生面の不安」というマイナスイメージが拡散された。一般客が他の客層のモラルの低さに嫌気がさしてブランドイメージを毀損するという構図。有名人をブランドイメージに使う効果と似ている(逆効果)今回は一連の騒動のスシローの広報対応が書かれた記事を読んだ感想を率直に書く。


広報PRの観点から重要なポイント3つ

迅速な対応、世論の波を乗りこなした。今回はスシローは被害側だ。そんな重要局面での対応を3点にまとめていた。

  • 社外の目を第一に考えた広報
    各担当者の責任回避マインドのせいで、文書一通発表するのにも時間がかかる大企業あるあるに対して、事件発覚から2日でプレスリリース発表!

  • 経営者の積極的な関与
    スシローの新居耕平社長が自身のツイッターで#スシローを救いたいに対して謝辞を述べた。このツイートは44万いいね。

  • コーポレートコミュニケーション部
    記者の取材依頼先はコーポレートコミュニケーション部の広報課、消費者の問い合わせ窓口はコーポレートコミュニケーション部カスタマーサポート課。企業窓口に対する意識の高さ。

売上にこだわる広報の透け感が気になる

スシローを応援する消費者に対して、2月10日夕方には、感謝セールとして「平日限定 全品10%」(2月13日~17日)のキャンペーン実施を発表。公式サイトの「NEWS」のページに加え、ツイッターでも画像つきで投稿した。

感謝セールとして平日限定で施策を出すあたりに、どうしても姑息さが見えてしまう。おとり広告で加害者側に立った時のスシローも、アプリやHPから在庫を見れる化したが、購買意欲に繋げようという姑息さを感じた。商売において商魂逞しい部分は必要だと思う。でも、なんか上手くやれてない気がするのはなんでだろうなぁ?と考えていた。私の中での結論は「間」がないことが原因な気がする。何事も対応のスピードが早いが、早いだけで間を掴みきれてない。


経営者が覚悟を決めて前に出て行くことは重要だと、別記事にも書いてある。私は思う。消費者はだいたい一般の会社員だし、企業の誠意がどこで差が出てくるかもなんとなくわかる。なぜなら、自分の会社と比較するからだ。

スシロー値上げしてから行ってないなー。寿司は杉玉で食べてるし、親会社が一緒だからいっかー。

この記事が良かったと思ったら、投げ銭することが出来ます!