アスリートのセカンドキャリアー元スポーツ選手が就活でアピールしてはいけないたった1つのことー
私はnoteを通じて、これまでの「アスリートのセカンドキャリア支援」といった観点とは、一線を画して、アスリートが自分の手で、自らのキャリアを切り開くために必要なアドバイスをしています。
これまでの記事で、アスリートのセカンドキャリアにオススメの職種や業界・アスリートにオススメの具体的なキャリアプランをご紹介してきました。
これまで元アスリートがセカンドキャリア構築のために「すべきこと」をご紹介してきましたが、「すべきでないこと」をご紹介します。
おそらく元アスリートのほとんどが就活でやってしまいがちな典型的な間違いを「なぜやってはいけないのか?」理由とともにご紹介します。
これをしないだけで、あなたの履歴書・面接での印象は向上するはずです。
是非、最後まで読んでみてください。
1.元アスリートが就活でアピールすべきでないこと
元アスリートが履歴書や職務経歴書、さらには面接の中でアピールすべきでないのは、ズバリ「競技成績」です。
極端な話、例えあなたがオリンピックの金メダリストであっても、それをアピールする必要はありません。
「なぜ!?私の1番の強みなのに!!」
「いやいや、全国大会で優勝したって言ったら、仕事もできそうって思われるでしょ!」
そのように感じるスポーツ選手も多いと思います。
次に、理由を詳しくご説明したいと思います。
2.なぜアピールしてはいけないのか?
競技実績や戦績をアピールすべきでない理由は、「仕事と直接関係ない」からです。
元アスリートはまずこのことを理解する必要があります。
例えどんなに走るのが速くても、ドリブルが上手でも、華麗なスマッシュをキメることができても、残念ながらその力をそのままビジネスの場で活かすことはできません。
仕事でドリブルをしたり、スマッシュを決めたり、走ったりする必要がない以上、ビジネスとは別の話と割り切ることが重要です。
単純ですが、受け入れにくいこの事実をまずは受け止めることから、アスリートのセカンドキャリア構築はスタートすると思います。
履歴書や職務経歴書、就活における面接は、あくまでも自分のビジネスにおける能力をアピールする場です。
全国大会で優勝しても、世界大会に出場したことがあっても、その事実はビジネスにおける実績ではない以上、あくまで趣味・特技に書くべき内容なのです。
まずは、この事実を謙虚に受け入れるところからスタートしましょう。
2.どのようにアピールすればいいのか?
これまで頑張ってきたスポーツの実績が趣味・特技欄にしか書けないというのは、納得できない人もいると思います。
ビジネスに関係ないとはいっても、なんらかのPR材料くらいにはなるのではないかと考える人もいるでしょう。
「全国大会優勝」「金メダル獲得」などの華々しい実績には興味を持ってくれる人が多いのは事実ですし、うまく伝えれば、面接でも話が弾むでしょう。
履歴書や職務経歴書でスポーツ選手だった自分を上手にアピールする場合は「全国大会優勝」など、結果だけを書かないことが重要です。
結果を出すために、どのような努力をしたか、どんな困難があってどのように乗り越えたか、その過程を合わせて書きましょう。
なぜなら、あなたがスポーツで結果を出す過程で行った努力や苦難への立ち向かい方は、ビジネスシーンでも活かせる可能性があるからです。
どんなに趣味の範疇を超えた実績を残していても、スポーツの実績それ自体は趣味・特技でしかありません。
しかし、結果を出す過程で得た学びは、ビジネスにも共通する部分があるので、その部分をアピールするのです。
これまで結果が全ての世界にいたアスリートは混乱してしまうことと思いますが、アスリートの世界からビジネスの世界に飛び込む1番最初は、ビジネスでの結果がないのは当たり前です。
そこで、結果を出す際の過程をアピールするのです。
物事を成し遂げる際の過程は、スポーツ、ビジネス、芸術、あらゆる場面で共通していると思っています。
過程を上手にアピールして、あなたを魅力的に引き立てましょう。
最後に、履歴書にあなたの競技成績とその結果を出す過程を書いても、面接官がその点について聞いてこなければ、自分から話す必要はないことに注意しましょう。
面接官は履歴書や職務経歴書の中で興味を持った内容を、面接で聞いてきます。
聞いてこない場合は、残念ながら面接官はそこに興味がないということです。
興味がない話をしてくる候補者は面接官に悪印象を与えてしまいます。
「これまでスポーツしかやってこず、ビジネスはど素人です。しかし、精一杯努力する姿勢だけは身についています!!」
このような謙虚な姿勢で面接に挑んだ方が、むしろ面接では、好印象を与えられるでしょう。
3.まとめ:アピールするポイントは結果ではなく、過程
スポーツ選手になる際の実業団に入る面接では、チームで活躍できるかどうか、将来性はあるのかどうかを判断するために、競技実績は重要です。
しかし、競技で得た能力をビジネスで使えない以上、あなたが一流アスリートであっても、結果はP Rポイントにはなりません。
悔しいですが、一旦その現実を受け入れるだけで、あなたのセカンドキャリア構築は大きく一歩前進します。
スポーツで結果を残せたあなたには、愚直に努力する姿勢は身についているはずです。
これまで結果が全てと言われてきたでしょうが、今度は実績がないので、過程が全てです。
これまでのプライドを一旦捨てて、まっさらな気持ちでトライすれば、きっと豊かな第二の人生を迎えられるはずです。
私は、ココナラでアスリートのセカンドキャリア構築についての個別相談にものっています。
ここでは、どうしても一般的なアドバイスに留まりますが、ココナラではあなたの状況に合わせて、個別具体的な提案を致します。
また、noteに書かれていることは分かるけど、受け入れられない、私にはできそうもない、そんな人も少なくないと思ってます。
人に話を聞いてもらうだけでも楽になったり、何か前向きになれるきっかけになるはずです。
私は、支援を受けるのではなく、自分自身の力でアスリートがセカンドキャリアを構築できると信じています。
足りないのは、支援や制度ではなく、アスリート自身が自分でセカンドキャリアを構築のために勉強するツールだと思っています。
私のnoteやココナラでのサービスがそんな今足りないツールの1つになれれば、幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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