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東京工業大学物質理工学院応用化学系院試(A日程)について


こんにちは。
今日も東京の日陰を生きる清楚系大学院生 ちー牛君 です。

私は去年、早慶〜MARCHレベルの私大からA日程で東工大へ合格し、現在は物質理工学院応用化学系の院生として日々優秀な内部生に揉まれながら己の無力さを自覚させられています。(=研究しています)
元いた大学の教員が言っていましたが東工大の外部生の扱いは大学院入試界ではかなりフェアなようで、外部生に対して非常に寛容です。
しかし、在籍する学生のレベルが高く苦労をすることも多々あり、中々刺激的な生活を送っています。

この記事を読んでいる人の多くは東工大への外部進学を希望し、大学の成績が良くA日程での入学を狙える可能性の高い方々だと思います。
でも、A日程とB日程の振り分けについての具体的な基準や方法はわかりませんよね?
そこでA日程で合格した自身の経験や院試前に行ったオープンキャンパス・研究室訪問で収集した情報、学内で聞いた話、東工大の学習規定、募集要項などを元に考察したA日程の選抜方法(志望理由書、成績、英語試験がどのように評価されているか)やA日程の合格状況について書いていきたいと思います。
ちなみに私はGPA 3.2、TOEIC 840でA日程受験資格を得られました。

※1 A日程の試験内容は受験時に口外しないと誓約しているので詳しく書くことはできません。
※2 この記事は収集した情報とそれを元にした考察について記載してます。


1 東工大の入試方式とA日程

まず、東工大の入試方式について解説をしていきます。
 (もう知っているという方は読み飛ばしてください)

東京工業大学では出願すると大学が出願書類に基づいて受験者をA日程とB日程に振り分けます。
A日程は口述試験のみ(推薦入試?)、B日程では筆記試験と口述試験(一般入試?)で合否が決定され、A日程に振り分けられた場合はA日程に落ちてもB日程を受験できるので非常にお得です。
A日程は内部生の救済措置的な意味合いが強く、内部生の成績上位半分以上がA日程受験資格を得ます。
そのため、大岡山キャンパスの研究室を志望する外部生がA日程に振り分けられることは非常に厳しいところがあります。
一方、すずかけ台キャンパスでは内部生が比較的少ないので、A日程で合格した外部生も多いです。
どこにも明言されていませんが研究室ごとに枠のようなものがあり、A日程で合格できる学生数は決まっているようです。
なお、基本的にA日程は第一志望の研究室に行けるようですが、すずかけ台の方では第二志望以下になることもあるようです。(真偽は不明)

2 A日程対象者の選抜方法

A日程の受験資格を得るためには大学が行う書類選考をパスしなければなりません。
ここではA日程受験資格者選抜に関係する情報とその情報をもとに考察した選抜方法や提出書類の評価基準について書いていきたいと思います。

①選考方法

選考方法について考察するにあたり選考方法の考察に関係する5つの情報とその収集先を記載します。

・出願から日程振り分けの期間は1ヵ月弱(募集要項)

・研究室あたりのA日程受験者数が年によって違う
(研究室訪問)

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